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素人が曲を売るまでの道のり part.1


はじめに

 ところで、私は作曲が趣味である。今までMTGの日記しか書いていなかった奴がいきなりどうした、という感じではあろうが、作曲が趣味なのである。
 音楽が仕事だった親の影響もあってか、高校生の頃から何となく作曲を始め、バンドをやっていたのもあってか、大学以降も細々とゆるゆると作曲をして遊んでいた。
 今までは、何となく作曲をして、自分好みの曲が世界に一つ増える。というだけで喜びを感じていた次第なのだが、最近になって思ったことがある。

 創作行為には燃料が必要である。

 ここでの燃料とはガソリンや、私の愛飲するモンスターエナジーのピンクのことではなく、他人からの声という意味である。実は、新年になって、今年の抱負である「クリエイティブな年にする」というのを満たすべく、昨年末から作っていた曲を、2~3週間程度で概ね仕上げたのだが、これは私からすると快挙も快挙であって、大抵は少し作って放置する、ないしそもそもhookの段階でボイスメモを残して終わる、など。曲を仕上げるという行為は中々に遅々として進まないものなのである。
 では、今回何故にこんな短期間(当社比)で仕上がったか、ということだが、これが燃料に拠るものなのである。
 年末に友人らと話す機会があり、何の気なしに作った曲を聴かせてみたところ、どうやら気に入ってもらえたらしく、嬉しい言葉を色々ともらえた。私という人間に限った話かは判らないが、モチベーションというものは単純なもので、そこで投下された燃料によって上がりに上がり、短期間で出来上がった、というわけである。

 もちろん、大した効果が得られない可能性も十分にあるが、これでもし作った曲を発信し、見ず知らずの人から燃料をもらえたらどうだろう。友人からですらこれだけエネルギーになるのだから、もし他人から同じような燃料を投下されたら、モチベーションの好循環に入るに違いない。
 そう思ったのが、今回のこの「素人が曲を売るまでの道のり」を書き始めた理由である。
 ついでに、作曲も趣味の範疇、マーケティングに至っては、ずぶの素人である、一アラサー男性が作った曲がどの程度売れるのか、実験してみたい。という単純な好奇心もある。
 ということで、企画としてもそれなりに面白かろうと思い、書き始めた次第というわけだ。

媒体

 が、しかしここで当然生まれる疑問が、「どうやって?」である。如何せん今まで曲を発信したことがないのだから、何の媒体でどう発信すべきなのか、皆目見当がつかぬ。
 思い付くとして、Youtube、ニコニコ動画(もう古いか……?)などの動画アップロードサイト、Spotifyとかその類の音楽ストリーミングサイト辺りだろうか。うーん、知識が浅い。
 ということで、少々ググってみたところ、出てくる出てくる。どうやら最近は、音楽配信の代行サービスという形態があるらしく、今時はこういうものを利用して発信するのが定石らしい。
 中でも強そう(小並感)なサイトが、Tunecoreというやつである。

 このTunecoreというサービスは、

  • Apple Music

  • iTunes Store

  • Spotify

  • YouTube Music

  • LINE MUSIC

  • TikTok

  • Facebook

  • Instagram

  • Amazon Music

  • Amazon Music Unlimited

  • Amazon Music Free

  • Amazon Music Prime

  • Tencent Music Entertainment (QQ Music, Kugou Music, Kuwo Music, We Sing, Ultimate Music)

  • NetEase

  • JOOX

  • AWA

  • Deezer

  • Rakuten Music

  • レコチョク

  • TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク

  • dミュージック powered by レコチョク

  • dヒッツ powered by レコチョク

  • Music Store powered by レコチョク

  • OTORAKU -音・楽-

  • OTOTOY

  • music.jp STORE

  • オリコンミュージックストア

  • KKBOX

  • auスマートパスプレミアムミュージック

  • mora

  • レゲエZION

  • クラブZION

  • DE-LUXE

  • e-onkyo music

  • SMART USEN

  • ドワンゴジェイピー

  • animelo mix

  • K-POP Life

  • ビルボード公式 (Billboard x dwango)

  • mysound

  • 着信★うた♪

  • 着信★うた♪ フル

  • 着信★クラブ洋楽♪フル

  • 着信★SONG♪フル

  • 着信★アニメ・ゲーム♪フル

  • ミュージックタイアップ★フル♪

  • フル&オルゴール+歌詞

  • TIDAL

  • FLO

  • VIBE

  • Melon

  • PlayNetwork

  • Gracenote

  • Shazam

  • クラシル (引用元URL上記)

 などと、名だたる(というか、半分以上知らねえ)配信媒体にリンクして音楽の配信をしてくれるということだ。利用料は年間、シングル(1曲)で1,551円、アルバム(2曲以上55曲以下)で5,225円とのこと。4曲以上発信予定の曲があれば、アルバムの方が割安ということらしい。
 気になる収益は、100%還元! 利用料だけでやっているサービスらしい。他の配信代行サービスも目を通してみたが、利用料が掛からない代わりに数十%を手数料としてとっているサービスがあったり、どうやらそこはトレードオフのようだ。ただ、ざっくり見たところ、このTunecoreというところが一番配信する媒体が多いように見える。なにやら他にも色々あるが、昔の偉い人だかも、数は正義だと言っているからには、正義に違いない。

リサーチ

 ということで。じゃあ、もうTunecoreで曲を発信してしまおう! というのは些か短絡的なような気もするので、実際に曲を出している人のブログなどを漁ってみることに。私が思い付く程度の企画であれば、先人がやっていないはずもないのが世の常である。
 「Tunecore 収益」でググったところ、案の定解りやすいブログがトップ近くに。その名も「TuneCoreで音楽をサブスク配信した場合どれくらい再生されれば黒字になるのか」(他人様のブログを直接リンクするのは気が引けるので、気になる方はググってみられたし)
 2021年時の記事だが、まぁ3年やそこらで大して変わるものでもあるまい。この記事を鵜呑みにしてみることに。
 この配信サービス内では、Spotifyの再生単価がどうやら最底辺らしく、「0.27円」とのこと。何となく想像では、1円くらいはするのかなとか思っていたので、やはり知らない知識はたくさんあるものだなぁとばかり。
 ダウンロード販売など考慮に入れられていない収益もあるようだが、ざっくりこの底値で計算すると、年間19,000再生、月1,600再生で年間利用料がペイできるということのようだ。

「どうでしょう?そんなに高いハードルではないように思えませんか?」

 とあるが、いやいやいや、素人がいきなりやるには中々以上に高いハードルではないだろうか。Youtubeに投稿して500再生程でもいけば御の字だろうか、とか考えていた私からすると、月1600再生はだいぶ異次元の数字に思える。
 他にも参考に、というかそりゃそうだよな、となる情報があった。やはり、大事なのはプロモーションということだ。ただ、問題は私がマーケティングド素人であるという点である。
 この記事によれば、配信サイト群の中でも、どうやらSpotifyやApple Musicはそれ単体に集客力というか、リスナーの流入が期待できるらしい。つまるところ、逆説的に言えば他の媒体からはリスナーの動線が期待できない、ということだろう。まぁ、Tunecoreなんて、一応は音楽が趣味を自負している私ですら、今回調べて初めて知った程度であるからには、Tunecoreのアーティストページなどに集客力があるはずもないだろう。

 じゃあ、尚の事1600再生なんて夢のまた夢じゃないか?

 やってみていないからには、あくまで机上でしかないが、たまたまバズって一躍時の人! みたいな夢物語にでもならない限り、誰の目にも止まらずにネットの海に漂うだけになりそうな未来が見える。このままでは、見えている崖に向かって車を走らせるだけになりそうである。

結局はYoutube?

 とかいうことを色々と考えたりググったり、友人らに意見を求めてみたり(MTGと違って、音楽発信に関してはミシックを踏んでいるような友人がそういないのは痛いところである)、「畜生、身内にインフルエンサーでもいれば楽なのだろうか、そんな人脈ねえよ」とか色々と発信する手段を考えていたところ、今時の音楽発信について見識のある友人と音楽発信談義をする機会があり、少しイメージが固まってきた。ので、現状のイメージについて何となく書き記してみる。

 やはり、まず考えるべきはリスナーの動線を確保することらしい。私もそれは必要だとは考えていたのだが、Tunecoreで配信開始→Youtubeで一部楽曲宣伝よりも、Youtubeで集客→動線を確保できたところで、Tunecoreで楽曲販売の流れの方がいいのではということ。言われてみればごもっともである。
 ただ、Youtubeに動画を投稿したところで、そう上手くリスナーを確保できるものだろうか。という疑問があった為、そのままぶつけてみたところ、「Google広告」という面白そうな回答が返ってきた。

 Google広告? Googleの広告?

 程度にしか知識のない私に解りやすく説明してくれたのだが、Youtubeの開幕に流れる広告を、どうやらそのGoogle広告で操れるらしい。
 Google広告で? なんでYoutube広告って名前じゃねえの? とかいう疑問は一先ず置いておこう。私は携帯会社のサービスの関係でYoutube premium会員である為、開幕の広告には最近馴染みがないのだが、確かに自分がYoutubeで動画を見漁っている際に、開幕の広告で好みの歌が流れてきたら何の気なしにクリックしそうである。これは動画までの動線が期待できるのではなかろうか。
 更に面白そうなのが、掛ける金額やターゲットにする顧客層などなど、自分で設定できるというものらしい。
 なんか、ほら、もうシミュレーションゲーム感出てきてわくわくしない? ほら、カイロソフト、みたいな。ゲーマーにしか伝わらないか。
 他にもリスナーの動線を確保する方法などについても話していたのだが、全て書くと散らかりすぎる為、割愛。そのうちnoteに書くことになるだろうと思う。

今後の展開

 兎も角、というわけで、だ。

1. 曲を仕上げる。
2. Youtube用に動画を作る。
3. 動画にGoogle広告を打つ。
4. Google広告を弄って変遷を見守る。
5. Tunecoreで他の楽曲を含めたミニアルバムを配信する。

 大まかこんな流れになっていくのではないだろうか。

番外編
1. このnoteを更新する。ことで、ここからの動線も期待してみる(本音)。
2. 書き物や作った曲を纏めたブログを開設して、動線を期待してみる。

 この辺りも今後やっていきたいことである。

終わりに

 とかなんとか、とっ散らかったことを書き記した記事となっているが、あくまで、目標である。と、予防線を張っておく。現状、創作意欲が高まっている為に大きく目標を掲げてはいるが、思うように進まずにどこかで頓挫する可能性も往々にしてあるだろう為である。
 が、実験結果:上手くいきませんでした。も、含めての実験であるので、ここまで読んでくれているありがたい読者の為にも、続きを書き記していきたい次第。とは言え、動かねば書く内容もないので、とりあえずは動かねば。動かねば、動かねば。

 実は、既に1曲はそれなりに仕上がっていたりするのだが、それはまた次回にでも話していこうかと思う。

 そんなこんなで。次回に続く。


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