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vol.139/ Short trip → Kyoto Ⅰ

先月半ば、今年2回目の関西旅行へ。今年の2月には大阪に、そして今回のメインは京都。突然決まった旅ではなく、だいぶ前から計画を立てていたのには理由がある。どうしてもANDY WARHOL KYOTOに足を運びたかったのだ。2月に行った大阪の旅でも目的は美術館(大阪中之島美術館)で今回もアートをメインに旅の計画を立てる。



ポップアートのアイコンであり、20世紀を代表するアメリカのアーティスト、アンディ・ウォーホル。きっと誰もがキャンベルのスープ缶やマリリン・モンローの肖像画、カラフルなCowを一度は目にしたことがあるはず。そして昨年UNIQLOのUT(グラフィックTシャツ)でも目にした方も多いのではないだろうか。私も実際街中でウォーホルの作品を着ている多くの人を見てビックリしたのだが、それがUNIQLOのコレクションだったと知ったのはちょっと後の話だった。



America Andy Warhol
私の好きな写真集


彼のどこが魅力的だったかって、撮る写真だ。きっと彼の作品の軸の部分はカメラで写真なんだろうと思える。これは「America」という写真集だがマイケルジャクソン、ミックジャガー、バスキア、キースetc それはそれはすんごい顔ぶれのポートレートがわんさか載っていてそれだけでも見応えがあるが、ちょうど写真に撮られた時代の「America」を良くも悪くもリアルに映してあるそれ自体が彼の表現方法だったんだろうなと思い、たまにパラパラと眺めては刺激をもらっている。



今回義理の両親と私たち夫婦4人での旅で、義父もアート好きということもありとっても盛り上がっていた。昼過ぎには京都へ着き、少し遅めの昼食を取るのにOMENへ。以前夏に京都を訪れた時もこちらにお邪魔し、そして今回も伺うことができた。関東より寒い京都に凍えていたが、やっぱり冷が好きということで古代小麦のおめん(冷)に。(写真がないことに今気がついた!)濃い茶色に色づくおうどんで見た目だけだとちょっとボソボソする感じなのかな?と感じたがそんなことは全くなく、超絶美味だった。ここのお店にある薬味、中でも八味が私たちは大好きで今回も七味に加えられているもう一つって一体なんなんだろう!?という話で盛り上がる、それがお決まりだ。(今回noteを書くにあたって調べるというご法度を犯したが、もう一つは菊芋だった。超絶意外である。家族に教えるのはまた後にしよう)



お腹もいっぱい幸せいっぱいになったところで4人で歩き出す。それにしても冬の京都、寒い!関東より絶対寒い!防寒対策バッチリだったと思うが、それでも寒かった。ただとっても気持ちの良い快晴で日差しがあるところはポカポカして歩いているとどんどん身体も温まってきた。だんだんとこの人たちも美術館へ行くんだろうな、というオシャレでモードな方々と出会うようになり、一緒に美術館へ到着。平日の、しかも9月から始まっている展覧会だというのにかなりの人人人で驚く。


敷地が広くて、そして美しい
どんな刺激をもらえるか、ワクワク
僕は大丈夫、日本にいる
ザ・シルバーファクトリー
猫背が気になる



見応えも読み応えもたっぷりな空間で4人それぞれ存分に味わってきた。怒涛の時代を生き、新しいポップアートという領域を作り上げたウォーホル。それはそれは破天荒で地位と名誉、そして権力を武器に築き上げたものも多くあったかも知れないが、それと同時にアトリエでは数多くの名作が生み出されたのも確か。そして彼は芸術をビジネスへと進化させたのも興味深い。

Making money is art and working is art and good business is the best art of all.
お金を稼ぐことは芸術、働くことも芸術、うまくいっているビジネスは、最高のアートだよ。

アンディ・ウォーホル


それは時代の流れに乗り新たな視点で芸術を、ポップアートを見ていたんだろうと思ってしまう。そのままのいわゆる芸術、一点ものでありそれが価値であり、芸術家が亡くなった後その功績が認められるというようなものを一新させたそれは、確かに今の時代であっても変わった考え方ではあるし少数なのかも知れない。それでも働くことも芸術だ、と言った彼に私は希望を感じるし、改めて疑問を投げかける意味を考えさせられる。


2023年2月12日までの開催です。
この度の続きはまた次回この場所で♡



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