3分日記「胸キュン世界」

@自宅ベランダ

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未来は暗く映るだろうか。

数字ばかりに囚われた大人たちには、

おいさらばえ、若く未熟なぼくたちが、
こんなにも世界が美しいことが、
どうにも許しがたいようなのだ。

そんな胸中の囚人を尻目に見ながら

今年の秋晴れがこんなにも気持ちいいことに
今週も呪術廻戦がおもしろいことに
今日もコーヒーをうまく淹れられたことに
今も好きな女の子が生きていることに

胸を熱くさせていた。

なんて美しいんだろう。
なんて尊いんだろう。

人間は確かに善を重ねていて
世界は静かに前へ進んでいて

経済は大きく動いていて
環境は小さく守られているということに

喉の奥をｷｭｳとつまらせる。

なんて儚いんだろう。

地元の天才は変わらずミニマリストで
元カノは新たに23歳の男と出会ったらしい

遊び人の先輩が落ち着いて
処女だったあの娘は愛を知った

おばあちゃんは天命を全うして
お母さんは家でくつろいでいる

なんて
なんて
なn