やおよろず。

脳みそは空っぽで、いかなる表現も浮かんでこない。「すまんすまん。今日は君日和だったから」アン・表現の神様が去った。

腹は減っているが、食欲が湧かない。宿酔用の経口補水液を飲んで、ぼうっとしていた。「すまんすまん。近くに用事があったもんでね」アン・食欲の神様が去った。

目を瞑っても、眠りは遠ざかるばかり。素敵な夢が見れる予感がしたから、苛立ってしまう。「すまんすまん、彼女は友柱なんだ」アン・睡眠の神様は酔っている。「ごめんごめん、腐れ縁なのよ」苛苛の神様が微笑んだから許そう。

ひょっとしたら、神様はやおよろずでも足りないのかもしれない。中庸も含めるかは、あなたに委ねてみよう。

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