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針。

痛みは平準化する。かつて痛みであったものは今や日常と化していて、その痛みを認識することが出来ない。今、時折抱く痛みを過去に持っていったら、ぱたりと気絶をしてしまうのだろう。針をぷすりと肌に刺しても、今は痛いと思えない。それは、多分遠目から見れば悪くは無いことだ。その分、逞しくいきられるのだから。



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