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宇宙を歩く君を見たい
とても面白い漫画を見つけた。
あらすじ
ヤンキー少年小林が風変わりな転校生の宇野君に影響されていく。
宇野君は普通が出来ない。
(明記はないけど発達障害だと推測できる)
一見正反対に見える小林も、勉強は出来ないしバイトの仕事内容も覚えられない。拗ねて尖って、そんな普通じゃない自分を認めていないだけだ。
宇野君がノートにメモをしたり、決めたことを実行したり一生懸命に普通の世界を生きようとする姿を見て、小林も自分と向き合う。
まだ一話しか読んでないのに、涙がボロボロ出てきて、とても素敵な作品だと心動かされた。
学力底辺校と呼ばれる場所で勤務していたので、まさに同じようなことで苦しむ生徒をたくさん見てきた。
「普通に生きる」それを「宇宙を歩く」と表現するところも詩的で素敵だ。
そんな読後感の中、テレビでYouTubeを付けると下記の動画がおすすめで上がって来た。
夫が格闘技が好きだからその関係でおすすめされたのだろう。
格闘家…もはやYoutuberとしての方が有名な朝倉未来の少年院でのスピーチ。これにも感動してしまった。
少年達の顔はモザイクで映っていなかったけど、「刺さっているんだろうな」ということがすごく伝わってきたからだ。
実際に同じような経験をしたからこその言葉やエールにどれだけ共感して、励まれたんだろう。
かっこいいなと思ったんだろう。
(実は朝倉未来に限らず、カッコつけている人を見た目倒しだなって思うことが多かったけど、最近はそんな風に外見や話し方、社会的地位で相手に尊敬の気持ちを抱かせることを素直にすごい!と思えるようになった。)
漫画と動画を通して、私はやっぱり先生に戻るのがいいんだろうなと思った。
あの漫画みたいに困難を抱えている人をサポートする先生になりたい!
あの動画みたいに人の心を動かしたい、尊敬される先生になりたい!
ではない。
一生懸命な人を見るのが好き。という気持ちからだ。特に思春期の!
自分の特性と向き合って出来ることを増やそうとする姿。
理想の自分や将来の夢を言葉にする姿。
理想通りにいかない現実や劣等感に苦しむ姿。
その全てがとても美しいし尊い。
そんな綺麗ごとじゃなくて単純にそう言うの見るのが好き。
いつも思うけど、私は本当は先生という仕事には向いていなくて、できないことがたくさんある。
人前で話すのが苦手という最大の欠点。
国語の専門知識が希薄。チームプレイが得意ではない超マイペース…。
育休中は、リモートワークや残業も土日出勤も絶対ない環境に憧れたり、色々将来のことを考えて過ごしていた。
でもこの漫画と動画を通して、毎日感動できるからこのお休みが終わったらもう一度学校で働きたいなと思えた。
とても自己中心な理由だけど、生徒の為にって言っている先生より偽善っぽくなくて良いと自分に甘い私は思ってしまう。
宇宙を歩く君を見たいんだ。
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