【やりたいこと編】朗読劇の話
人生でやってみたいことの一つは、朗読劇だ。
私は特に演技の勉強をしたわけでもないが、
昔から役になりきって物語を読むことはだいすきだった。
何せうちの母は、私が幼い頃によく絵本を読んでくれたが、
その時なぜかアドリブで勝手にセリフを入れたり、
迫真の演技で読んで聴かせてくれた。
母は幼児教育を学んでいた人だからというのもあるが、
それにしたって、なんかやたらと力の入った読み聞かせだったと
子どもながらに思っていた。
そんな母の影響を受けてか、今では姪っ子に絵本を読み聞かせる私も姉も、
やたら演技に力が入っている(笑)
仕事で子ども関係のことをしていた時も、
頼まれて絵本を読んだときは、周りの先生方のも褒めていただいたりした。
と、ここまで話したのは、朗読劇ではなく『読み聞かせ』の話。
『朗読』『音読』『読み聞かせ』の違いは?
『朗読』『音読』『読み聞かせ』と様々あるが、どう違うのか改めて調べてみた。
「音読」は、
正確・明晰・流暢(正しく・はっきり・すらすら)を目標とする。
「朗読」は、
正確・明晰・流暢に以下を加える。
ア 作品の価値を音声で表現すること
イ 作品の特性を音声で表現すること
(読者の受け止めた作者の意図・作品の意味・場面の雰囲気・登場人物の性格や心情を) (文部科学省HPより)
「朗読」と「読み聞かせ」の違い
「朗読」はストーリーの世界観を壊さないよう、一気に朗読します。一方的に朗読して、聴かせるスタイルです。
「読み聞かせ」は聴き手とのコミュニケーションです。聴き手が子供であれば、朗読の合間に、子供たちに質問したり、読み手の感想を挟んだり、子供たちから突っ込みが入ったりします。
(「ボイストレーナーおおしまゆかこの読む・話す・歌うレッスン」より)
ふんふん…
要するに、
『朗読』は聴き手に情景や感情が伝わるように表現をしながら読む、
『読み聞かせ』は聴き手とコミュニケーションをとりながら読み進めていく
ということだ。
正直言うとどちらもすごく好き。
子どもたちに向けて投げかけたりしながら絵本読むのって
めちゃくちゃ楽しい(笑)
朗読に関しては、私はしばしば声優さんの朗読劇を見に行ったり、イベントの中でキャストが朗読するコーナーなどを見たりしたことがあるのだが、
何が好きって、演者同士の掛け合いが好きだ。
朗読をしたい理由
一人で読むのと、だれかと息を合わせて読みあうのとでは
また違った厚みが生まれて、すごくわくわくするから好きなのだ。
私が朗読劇をやりたい理由としては、実はもう一つある。
朗読劇に限らずだけど、
私は呼吸と言葉を使って何かをしている時が心地よいのだ。
アルバイトの話でも書いたけど、
「いらっしゃいませ」と声を出しながら仕事をするのは本当に好きだった。
そういう些細なことなんだけど、これが結構自分にとっては重要だということに、いろんな仕事を経て気が付いたのである。
呼吸を深くして、声を出すことで、自分の中が震えるみたいな感じや
自分の中が換気されるような感覚になるのだ。
姉のスピリチュアルな言葉
書いているうちに、こんなことを思い出した。
姉は昔はかなり霊感体質で、よくその辺に歩いてる人と霊がおんなじように見えたり、人のオーラとかが見えたりするような人だった。
(子ども産んでからはそこまで見えなくなったらしい(笑))
その姉に、昔不思議なことを言われたことがある。
私は昔からギターで弾き語りをしたりしていて、
自分で歌を作って、文化祭や小さなイベントで披露したりしていたのだが、
ある時私がステージで歌っているのを見て、姉はこう言った。
「Doncoが歌ってると、あんたの体から乳白色のオーラが出てた。
それが会場の人を包んで、みんなを癒していたよ。」
私は姉のそういうところが好きなので、かなり真に受けてうれしかった。
姉曰く、
「あの歌の歌詞を朗読しても、きっと同じ効果があったと思うよ」
とのことらしい。
正直自分の声は昔から好きではなく、むしろ嫌いな方だった。
でも、そんなパワーがあったなら、その声を使って何かできないかなと
ずっと思い続けてきたのだ。
先ほど書いたように、私は弾き語りで歌うことも好きでずっとやってきたけど、今度は新しく朗読にチャレンジできたらいいなーと思っている。
最後に
やっぱり演劇でも音楽でもなんでも、
生に勝るものはないと思う。
生身でやるからこそ、生身で感じるからこそ、
エネルギーがあふれて、それがぶつかり合って、びりびりして、
感動するんだよな。
早く前みたいに、ライブを楽しめる世の中になってほしいね。
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