#13 『Donco(どんこ)』の名前の由来
最近自分がSNSなどで自分の名前を名乗るときは、『Donco(どんこ)』と名乗るようにしている。
もちろん本名ではない。
大抵の人からは、「なんでDoncoっていうの?」とか「どんこの『どん』は『どんくさい』から?」なんて訊かれる。
残念ながら、どんくさいのは事実ではあるが、由来はそこからではない。
私はこの『Donco(どんこ)』という名前がとても気に入っている。
今日はその由来のお話。
1画足したら幸運の名前になった
『どんこ』という名前は、昔働いていたバイト先で生まれた名前だ。
私は某大型スーパーの日用雑貨売り場で働いていた。
社員さんの中で一人だけ同い年の女の子がいて、その子とは今でも仲が良いほど当時も仲良しだった。
そのバイト先では、休みや振り替え出勤の希望日をカレンダーに書くというルールがあった。
みんなだいたい名字を書き込んで、その隣に『休』という字を○で囲って書いていた。当時の職場には、私と同じ名字のパートのおばさんがいたので、見分けを付けるために私は名字に入っている『井』を書いて○で囲っていた。
ある日、カレンダーに記入をしながら、仲良しの社員さんとおしゃべりをしていた時のこと。
なぜか姓名判断(自分のフルネームの画数などから運勢をみる占い)の話になって、私は自分の名前が「家族運が悪い名前」だという話をした。
するとその子は、「じゃあ1画でも足せば、運勢は変えられるんじゃない?『つのだ☆ひろ』とか『藤岡弘、』みたいに」と言ったのだ。
『つのだ☆ひろ』のそれはもはや1画なのかどうかはさておき、確かに言われてみればそりゃそうだ。
さらにその子は「ほら、1画足せるよ」と、私が書き込んだカレンダーの名前のことろに1画足して『丼』に変身させたのだ。
そう、これが『どんこ』の誕生の瞬間である。
『どんこ』の『どん』は『丼(どんぶり)』の『どん』なのだ。
その日以降、『どんさん』とか『どんちゃん』と呼ばれるようになり、最終的に『どんこ』に落ち着いたわけだ。
名前の力
話を聴けばなんてことのない名前なのだけど、この名前にしてからは、結構いいことがたくさんあった。
【いいこと①】 名前を覚えてもらいやすい
ちょっとへんてこな名前だからか、冒頭にも書いたように、割と人に「なぜその名前なの?」と訊かれやすいのだ。
私は人の名前を覚えるのが苦手な方なので、できるだけその人の名前とその人の特徴などをリンクさせて覚えるようにしている。
そうすると、名前の記憶を自分の脳から引っ張り出してきやすい気がするからだ。「のっぺり顔の斎藤さん」とか「レッドスター赤星さん」とか…
この方法は実際効果もあるようで、こんな風に紹介されていたりもした。
こんな風にして、私の名前は由来も聴いてもらいやすいので、人に覚えてもらいやすくて得している。
【いいこと②】 音の響きがいい
この名前のいいところは『音』にもある。
どん
Don
丼
音だけを聴くと、どんと構えているような、大きくて力強いイメージがするのも気に入っている。
「どんちゃん」と呼ばれたときの音を聴くと、どんちゃん騒ぎを連想させるので、にぎやかなイメージもある。
そして何より音の響きがいいので、人から「どんこ」とか「どんちゃん」と呼ばれると、とてもうれしくなるのだ。
自分の名前なのに、呼ばれると元気が溢れてくるような気さえする。
【いいこと③】 人との縁が続きやすい
私は今までいろんな名前で人と出会ってきた。
自分の本名から生まれた様々なニックネームもあったし、職場でつけられたものもあったし、アーティスト活動をしているときは『Romi』という名前だったし、結構いろんな名前を持ち歩いていた気がする。
その中でも『Donco(どんこ)』として出会った人達とは、今でもつながっている縁が多い。一度縁が途切れてしまっても、また連絡を取り合ったりするケースも多々あった。
たぶん昔の私がnoteのような創作活動をするなら、『Romi』を使ってやっていただろうけど、今回は初めて『Donco(どんこ)』でやってみて、いろんな人とのやり取りが増えていってるのを感じられている。
『Donco(どんこ)』という名前が、私と人をつないでいてくれているのかもしれない。
そんな幸運の名前『Donco(どんこ)』を引っ提げて、これからも自分を発信していけたらと思う。
Doncoをこれからもよろしくお願いいたします。
(ちなみにカバー画像のイラストは、
私が退社するときに仲良しの社員さんが書いてくれた似顔絵。笑
このイラストでTシャツも作ってくれて、今でも寝間着に使ってる。)
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