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愛猫について

少しプライベートな話をさせてください。

飼っている猫は元々野良。
奥さんが郊外にある田園地帯を歩いていたときに、「にゃー」と呼び止められました。

声の主を探すと、そこには泥だらけの生後間もない子猫。母体感染なのか鳥にやられたのかは分かりませんが、両目が潰れていました

すぐに病院に連れて行きましたが、
右目は縫い、左目は眼球を取り出すことになりました。この子猫は生後すぐに、光さえも感じることができなくなったのです。

全盲というハンデを背負った猫ですが、
皆さんが想像する生活に影響はありません。

興奮して走り回るとテーブルに頭をぶつけたり、遊んでいたおもちゃをすぐに見失ったりしますが、他は何も不自由していません。

道端だろうがどこだろうが、目があってニャアと言われたらその人が飼う運命なんだ」という言葉を獣医さんからいただきました。

犬や猫をいま保護されている方、
これから道端で声をかけられるかもしれない皆さん、そんなときにこの言葉を思い出していただきたいです。

我が家の猫とは、一緒に暮らして後悔したことは一度たりともありません。
あのとき消えかけていた命が、いま目の前で生きていることが日々愛おしいのです。

ハンデというものはみんなが思っているほど怖くない。全盲というハンデがあっても逞しく、美しく生きてくれています。

どんべい

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