まったりM&A現場閑話★チームアップ
WBCが盛り上がったので、野球に因んで説明してみます。
M&Aプロジェクト推進におけるチームの構成は、
①オーナー、②PM、③メンバーです。
①オーナー
プロジェクト最終責任者。
事業部門代表者や投資部門責任者、大きな案件では執行役員や社長も
②PM(通称プロマネ)
M&Aプロセス(社内説明や対象企業調査、契約交渉戦略立案や交渉実施、出資買収の手続き、買収後統合まで)の推進責任者。
野球で言うなら、監督兼司令塔キャッチャーみたいなイメージで、重要かつ責任重いポジションです。
※PMO(PMオフィス)がPMを補佐し、実務調整や交渉窓口を担います。
③メンバー
事業部門や法務部門、経理部門、人事部門など、実際の対象企業調査や契約条件判断を行うメンバー。
野球でいう選手です。
※財務アドバイザーや会計士・弁護士など助っ人選手を雇うこともあり。
PMは、選手達がきちんと試合(調査や交渉、契約段取りなど)できるように、M&Aプロセスの全体を熟知し指揮できる能力が求められます。
ただ、野球と異なりメンバーはPM指揮下ではありません。
M&Aは日常の通常業務ではないからです。
突然発生し盛り上がる業務なので、追加業務と捉えられることが多いのです。
ですので、PMはあまり無茶は言えません💦
友好関係を維持しつつ、期待通りの働きを要求するテクニックも求められますね。
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