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【noteがIPOしたぞ♫超簡単説明!】CFOのステートメントに思うところ

noteのCFOの「スタートアップ冬の時代」に上場する。〜noteのIPOに際して〜というステートメントについて、いまいちしっくりこないのは私だけでしょうか。

ということで、上記ステートメントのポイント抜粋したうえで、ユーザーとしての深夜の心のつぶやきをしてみます♪

2021年に流行っていたコーナーストーン投資を含めたIPOは大きなオファリングサイズを確保するやり方として確立
noteもこれを狙っていた模様

私もこちらで勉強させていただきました

2022年度にウクライナ情勢や米国利上げに起因し、
・株式市場、IPO市場の冷え込み
・海外投資家の引き上げ
状況は一変した

もともとスタートアップバリュエーションはバブル気味だったところ
コロナ影響に起因する各国金融緩和でさらにバブルが膨らんでいたので
それが落ち着いてきたという見方もあるかもしれません

noteは
・海外投資家へのオファーをあきらめた国内オファリングへ
オファリングサイズも大幅に減少

この時点で、ダウンラウンド&会社への資本注入がほとんどないことが確定した模様

(上場延期を選ぶ会社が増えている中で)
投資家から質問「この状況で、なぜ上場するのか?」
CFO回答「上場がゴールではないからこそ、いま上場する」
    「(noteが目指すものは)だれもが創作をはじめ、
     続けられるようにする。」というミッションの実現」

この回答を受けて、むしろ、上場がゴールでないなら無理やり上場しなければ?
という疑問が発生せざるを得ない……

・単なる投稿サイトではなくインフラのようなサービスを目指す
・でも、まだまだ届いていない人々がたくさんいる

noteが目指す大きなミッションの実現には
①上場によるクリエイター・ユーザーの層の拡大
②認知のさらなる向上
③社会的信用の確保

が不可欠

今回の無理やりダウンラウンドIPO強行の理由とのことですが……
③はまだわからんでもないものの、
①②は上場以外の手段でしっかりやるべきことなのでは?

「投資家にとっては最初に低い価格の方がその後リターンを上げられる可能性が高まったり」

これってレイター参加のVCや事業会社の方々にも同じこと言えちゃうんですかね?

・上場がゴールでないからこそ、上場というマイルストーンは
 早く通過
して、その先のミッション実現へ向かった方がよい
・(とはいえ)会社の資本政策という観点ではマーケット環境
 が良い時に調達できるに越したことはありません

……って、書いちゃったんですね💦
資本政策が劣後してでも上場を早く通過することで得られるメリットって何なのでしょうか?

結局、上記のコメントがポイントなんでしょうね。

会社としては、やはり今回のIPOでしっかりとした資本政策を取れなかったということをおっしゃっているんでしょう。

やはり既存投資家からのプレッシャーが強かったのでしょうか。
いずれにしても、

やはり会社としての将来を考えて今IPOした説明には説得力は見出せず、やはり別理由でのIPOと思ってしまうんですよね。

逆に、今回のIPOで会社が失ったものを考えてみると、

上記でnoteが最も大事と言っているユーザー拡大・認知拡大のための資金の調達手段が極めて限定されてしまったこと

かなと思います。

①IPOしちゃったので、もうVCからは調達できない
IPOによる資本政策・資金調達の機会も失った
 (次の公募(PO)までの道のりはIPOと同等以上に長いかも)
③IPOで信用が増えたとのことだが、それで資金調達できるか?
 (銀行借り入れ、社債発行までの道のりは?)

うーん、前途多難💦
とはいえ、とにかくがんばって事業収益から投資資金をねん出できるように黒字化、そして②③につないでいかなければいけないですよね。

がんばれ、note(^^♪
がんばれ、CFO(^^♪

最後に、こんなコメントが載っておりました。
これは素敵なコメントですね。

上場の喜びを社員のみんなとも現場で分かち合えたこと

写真も載っていましたので、ぜひ元記事ご覧ください

スタートアップ従業員にとっては、本当に素晴らしい瞬間だったと思います。
従業員のみなさま、おめでとうございます🎵

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