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まったりM&A現場閑話★スイングバイIPOの続き

前回、スタートアップが大企業に買収してもらいその力を活用して成長し、成長後はIPOするという新しいモデルを『スイングバイIPO』ということを説明しました。

スイングバイとは、宇宙船が惑星の側を通り過ぎることで加速する航行方法のことで、

(a) 惑星の重力を使って宇宙船の方向を変える際に、
(b) 宇宙船は惑星が公転する運動量を受け取り
(c) それによって加速することができる

でしたよね。

ここで、重要なお知らせがあります。

惑星のそばを通れば必ず加速できるのか?
というと、実はそうでもないんですね。

実は、
(a)宇宙船の向かう方向と、(b)の惑星公転方向とが逆向きの場合……
宇宙船は減速してしまうのです。

これを減速スイングバイといいます。

では、スタートアップのスイングバイIPOの場合はどうなんでしょう?

そうです。
スタートアップの方向性と、大企業の方向性がある程度同じ方向を向いていない場合……
上手く加速しない、もしくは減速しちゃうなんてことも💦

素晴らしい手段と思われるスイングバイIPO、何よりも大事なのは事業や成長の方向性だということです。



ちなみに……

私も日常スイングバイを多用

します。

ナイスバディの素敵な女性とすれ違うとき、

(a) 女性のおっぱい(重力)に吸い寄せられ、
(b) すれ違った女性が気になり、後をついつい振り返り減速……

『完全に減速スイングバイやないかい』

……はい、すみません、自重します💦

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