まったりM&A現場閑話★GC注記

最近、私の部門で「GCって何？」という質問が出ました。

ゴルフクラブ？いえいえ、違います。
Gカップ？それは…期待しすぎですね（笑）

答えはゴーイングコンサーン（GC）です。

「企業（コンサーン）が継続（ゴーイング）すると前提を置くこと」を指します。

有価証券報告書などで監査法人が監査もして財務諸表が作られますが、これは基本的にゴーイングコンサーン（企業が継続する前提）で監査しているんです。

但し、たまに「ゴーイングコンサーンに注記がつくことがある」のです。
いわゆるGC注記です。

これは、一言で言うと、「この会社ちょっとやばいかも」ってこと。
正確には、

「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在する場合」であって、「当該事象又は状況を解消し、又は改善するための対応をしてもなお継続企業の前提に重要な不確実性が認められる」

場合に注記が付きます。このままだと最悪の場合会社がつぶれちゃうかも💦

もし潰れる前提なら、さまざまな引き当てや繰延資産に取り崩しなども踏まえ、財務諸表は全く違う形になりますよね💦

そうなった会社は、死に物狂いで対策を仕掛けていくはずです。
事業や役員体制のテコ入れ、事業の売却や、場合によっては出資受け入れ、身売りなど……💦

そんなGC注記がついた会社は、M&A担当者にとっては注目の目線で見られることがあります。
『買収機会につながるかも？』
という視点で会社をチェックしちゃうんですよね。

ということで、決してGカップが好きなわけじゃないんですよ〜（しつこいですねm(_ _)m

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