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ポスト真実?

ユバル・ノラ・ハラリ ‘ #21世紀における21の提言  (英語版の日本語要約) ’

第17の提言 #ポスト真実  P231~233

(私の現状報告)

ほんとうに、ありがとうございます。連日、私の拙いコンテンツに、ご贔屓下さりまして感謝致します。

皆様、お元気ですか⁉G.Wの疲れはいかがでしょうか?私は連休中、本書を読む時間を倍にし、本業のスポーツの練習を増やしました。つまることろ、いつもと、相変わらずの日常です。

明日から学校や会社が始まる方は、まず、今晩早めにお休みください。

( #ポスト真実とは 。)

私自身、和訳していて理解できない言葉ですので、以下を参照ください。

ジャーナリストの森田浩之氏は「事実がもはや重要ではなく、『どうでもよくなった』状況」を意味しており、「真実は死んだ。事実なんて時代遅れ。重要なのは個々の感情であり、自分が世の中をどう思うかだ」というようなニュアンスの言葉だろうと述べています。

(本題)

私たちは、#ポスト真実 という恐ろしい時代にいるようである。

特定の軍事行動だけでなく、歴史全体や国家全体が、だまされる可能性がある。

しかしながら現在が #ポスト真実  の時代であるとすると #真実の時代  というのはいつだったのだろうか?

1980年だったのだろうか?

1950年だろうか?

1930年だろうか?

そして、#ポスト真実時代 への移行の引き金となったものは何であろうか?

インターネット?

ソーシャルメディア?

プーチンやトランプの台頭だろうか?

歴史を概観すると、 #プロパガンダ  や #偽情報  は目新しいものではなく、既存の国家を否定し #偽物の国家  をつくることは長く続いてきた。

(以下では順に、 #日本  、 #中国  、 #イギリス  、 #イスラエル  の例をあげる。)

1931年に、日本国軍は、中国への侵攻を正当化するために、自分自身に #偽の攻撃  を仕掛けた。(柳条湖事件)そして、侵略を正当化するために、満州国という #傀儡国家  をつくった。

中国は、チベットが独立国家として存在してきたことを否定している。

オーストラリアでイギリスの征服者は、「 #誰のものでもない土地  」という考え方によって正当化された。

その考えは、5,000年にわたるアボリジニーの歴史を、効果的に消し去った。

20世紀初頭の #シオニスト  のスローガンは、 #「土地を持たない者(ユダヤ人)が、人のいない土地(パレスチナ)」 に帰るというものだった。点在していたアラブの居住者の存在は、都合よく無視された。

1969年に、イスラエルの首相ゴルダ・メイアは、「 #パレスチナ人  などいないし、いなかった。」と述べた。

#「存在しないはずの何か」 との度重なる軍事衝突にもかかわらず、そのような考え方は、 #イスラエル  で広く受け入れられている。

例えば、2016年2月に、イスラエルの犯罪学者アナト・ベルコは「 #パレスチナ人  の現実と歴史を疑う。」と、イスラエル議会で演説した。

アナト・ベルコの根拠はというと。

アラビア語に、‘P’という文字は、存在していない。

したがって、どうすればパレスチナ人(Palestinian)が存在しうるというのか?

(アラビア語では、‘P’の代わりに、‘F’が用いられる。Palestineを指すアラビア語は、Falastinである。)

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