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『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』レビュー、感想

本日は、公開初日の『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』を鑑賞してきた。本作は、2020年に公開された、『ソニック・ザ・ムービー』の続編にあたる物語である。

前作でソニックの出自や能力、それを取り巻く人々、ヴィランであるドクター・ロボトニック(ドクター・エッグマン)の掘り下げをしっかりとしたことにより、冒頭から前作と地続きの話をテンポ良く展開することが出来るのは、続編ならではであるように感じた。

また、その分の尺を新キャラクターであるテイルス、ナックルズに使うことが出来た為、私のようにキャラクター名しか知らない人間や、ソニックシリーズを知らない人達にも、しっかりと配慮した丁寧な作りになっていることは、前作と同様であり嬉しかった。

テイルス、ナックルズ共に、しっかりとキャラクターの個性や特技、性格が描かれていて、かつ、彼らがソニックと出会い、関わっていくことで、ソニック自身も含めて成長していく様は、まるで人間の子供達が大人になっていくかのように、とても微笑ましい光景だった。

また、前作に引き続きコミカルな要素も沢山あり、観客を飽きさせない、お子さんでも安心して楽しめる展開作りというものがしっかりなされていた。特に、マディとレイチェル姉妹の活躍はとても面白いシーンに仕上がっていたように思う。

ただ、少し物語の内容を詰め込み過ぎた感もあり、もっとじっくり時間をかけて描写して欲しい場面や、上演時間の長さを気にする時間帯があったのは惜しい部分であった。

とはいえ、前作に引き続き、難しいことを考えずに、笑って、ワクワクして、心温まり感動する作品になっていた。

一般的にテレビゲームの実写化が難しいといわれる中で、これ程素晴らしい作品を2作品続けて観ることが出来るのは、とても素晴らしいと言えるのではないだろうか。

次作に繋がる要素も、ポストクレジットで、しっかりと描かれているので、本編が終わっても席を立たないで最後まで楽しんで欲しい。

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