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自分が会社に行かなくなってから45日が経ったわけだが

会社に出勤をしなくなって45日ほどが経ちました。

会社を辞めた40過ぎたおっさんの身に、

その後何が起きたのか?

この45日で何か変わったことがあったのか、
そして、変わったことによる効果について、
ちょっと記してみたいと思います。

変わったこと。

①体重

これは前にnoteでも書きましたが、
ダイエットしました。
それにより少し(6キロ)痩せました。

効果→体が軽くなりました。(少しね)
座っての仕事の時、お腹の肉が前ほどは気にならなくなりました。
鏡に映った自分が幾分スマートに見えるような気がして、
自分の見た目に少し自信が持てる錯覚を手に入れられました。
(プラシーボ効果が得られた、ということです)

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②仕事内容

現在は次の仕事に向けた準備をゆっくりとしています。
当然、構想はずっと前からありますので、
考える時間以上に事務的な作業や勉強の時間が多くあります。
まだ、対価の発生する「仕事」と呼べるものは実質していませんが、
今後対価を生み出すものの準備でもありますので、
やはりこれは「仕事」と言えるのでは無いでしょうか?

そう思いたいですし。

効果→自分で毎日やること、やりたいことを設定する必要があります。
もちろん、一日中ドラクエ3(3DS版)をしていても別に誰にも怒られません。
ただ、何かを形にする、何かを進める実感が無いまま日暮れを迎えますと、
少し後ろめたい気持ちになります。
ですので、効果は無理にでも毎日「仕事」をするようになる、
と言うこと。
それはつまり、「休み」の概念が消える、と言うことになります。

会社員をしていると、
例えば、9時から19時まで会社にいれば、それだけで仕事した気がしますし、
(実際は何もしてなかったとしても)
出勤日の対比として「休日」がはっきりと存在しています。
休日は会社のPCも触らないし、会社に関わる人との接触も無いので、
休んでいる感があります。
このサイクルが定着していました。
しかし、会社員を辞めると、
ダーマ神殿で転職をしてても、ご飯を食べてても、
エッチなことを考えていても、
不意に思いついたことを書き留めたり、ブログの更新、Webサイトの修正、
経費(とりあえずレシートはとっておく)の計算、アポへの返信したり、急遽人と会ったり、など、
あらゆることが「連続的な時間」の中でランダムイベント的に発生します。
もちろん、仕事(実務)そのものがより忙しくなれば、
その対比としての「休み」の存在感は増してくる可能性はありますが、
現段階「ほぼニート」である自分には、
「毎日が仕事であり、また休みでもある」今の状態はつまり、

休日を休日として感じられなくなっている状態です。

これはなかなかの大きな変化と言えそうです。

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③過ごす場所

これも当然です。
会社員時代は(ほぼ)毎日決められた時間に決められた場所に行き、
そこで長い時間を過ごしていました。
今はカフェ・図書館・コワーキングスペースその他、
自分の気の向いた時間に気の向いた場所に赴きゆったりとした時間を過ごしています。
好きな時に好きな場所で食事をしたり、
ふらっと昼間に映画を観ることだって可能です。

幸いにして、自分はサラリーマン時代の貯金や投資などで当面の生活資金がありますので、
この「どこで時間を過ごすか」の決定に於いて「コスパ」を気にする必要が今のところありません。
自分の感じるがままに場所選びが出来ることは、
長い間「小汚く空気の悪い事務所」に詰めていたサラリーマン時代に比べたら、
随分と心地のよいことです。
何をするか、よりも「誰とするか」「どこでするか」を優先したい、と言う思いが強かった自分でもありますので、
この「場所」や「空間」に快適さを感じられる日々は、実際は何も生み出していなくとも、
何となく自分が名うてのアントレプレナーになったような、
そんな「妄想無料」の無駄な恍惚感を感じることも出来ます。
ただ、これが半年後も相変わらず「妄想」してるようだと間違いなく洒落にならないくらい焦り始めると思いますので、
妄想の裏では面倒で地道な作業が必須だと言うことも自覚しています。

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効果→単位時間あたりの集中時間が増えました。
周りに同僚も部下もおりませんし、
電話が鳴ることもありません。
完全に一人になれる時間が増えたことによる効果です。
元来が一人でいることが大好きな性分ですので、非常に快適と言えます。
また、先にも触れましたが前職の事務所の環境(ハード面)は、
正直かなり悪かったので、
とにかく居心地の良い環境を選んで時間を過ごせることは、
精神衛生上も素晴らしいです。
快適なハード環境で仕事をすること、
は、
やりたい仕事をやりたいようにやる、
に並んで、
自分が敢えて新しい人生を選ぶ「理由」のひとつでもあることは先にも述べました。
もちろん、
仮の宿りを転々としているような今のスタイルは、本当の意味での理想形ではありませんが、少なくとも会社時代よりは数十倍は居心地が良くなりました。
会社員時代だって、正直ふらっと昼間に映画を観ることは可能でしたが、
「それはやらないお約束」を胸に観るか、
「何一つ気兼ねなく」観るかは大きな違いなのです。

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④会う人

会社を辞めて、新しいことを始めると言うことは、
つまり、望もうが、望むまいが、
それまでの会社での人間関係とは完全に疎遠になる、
と言うことでもあります。
(関係が終わる、と言う意味ではありません。)
それと並行する形で新しく始める仕事の関係者と過ごす時間が大幅に増えます。

効果→前職に於いても、自分は人間関係でのストレスは皆無でしたし、
本当に自由気ままに、仲良く、好きなことをさせていただける人的環境で仕事をしていました。
ですので、会社を辞めたことで「対人ストレス」から解放された、
とかは微塵もありません。

しかし、
やはり、新しいことを始める上で構築していくべき、
新しい人間関係を開拓していくことは非常に楽しいものです。
例えば、昔から懇意にさせていただいていた、
新しい仕事でも絡むことが容易に予想されるフリーランスや起業家の方々とは、
サラリーマン時代とは違う「感覚」で話ができますし、
お互いが「同じような悩み」や「利害」を共有する、同士感のようなものも芽生えます。(自分などぺーぺーのヒヨっこ甚だしいわけですが)
当然、甘っちょろい仲良しこよしの関係性ばかりではいられませんが、
サラリーマンとは違う「ダイナミズム感(お金の出入り含め)」の表出もフリーランスや起業家といった、脱リーマンならではの醍醐味と言えそうですし、
(辛さ、厳しさのダイナミズムもしかり)
それもこれもやはり、環境が変わることにより、
「会う人・話をする人」が変わる、
の相関関係の基でのみ起こることだと思います。
ガチでいろいろ厳しくなるまではこれを楽しむ気持ちでいよう、
と思います。

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総評みたいなもの・・・・
実は、会社辞めたら「こんな感じでしばらくいくんだろうな」
の予想通りの生活をしていますし、
それに伴う上記の変化(と呼ぶには大したことありませんが)も、
まあ、予想の範囲内でもありました。

しかし、
自分にとって大切なのは、
サラリーマンのままでいたら、この「ちいさな変化」さえ感じることなく、
残り20年以上を過ごしてしまったかも知れないところ、
敢えて、その変化の予測を実体験する人生を選択したところにあります。

新しい生活・環境・仕事・人・対価・経験・成長
それらを新調し、
自分の傍に置くには新しい挑戦をするより他に手はありません。
もちろん、会社にいてもそれは「ある意味」可能かも知れませんが、
「ある意味」不可能なことでもありました。

自分はその「ある意味の不可能さ」が

残りの人生で「やり残したこと」

にならないように、
そして、その「やり残したことto doリスト」を消化していくことを、今後の人生の柱に置いて生きていけるように、長年勤めた会社を辞めました。

だから、
今はまだ小さい、この変化を楽しもう、と思っています。
今後の大きな変化に股間、否、胸を膨らませながら・・・。

以上、
会社を辞めて45日で実感する、
変化について、でした。

お読みいただきありがとうございました。

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