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翻訳書、読んでみよう!『ぼくたちがギュンターを殺そうとした日』

中高生におすすめの本を紹介する「翻訳書、読んでみよう!」。今回の執筆者は「KA」です。

『ぼくたちがギュンターを殺そうとした日』
ヘルマン・シュルツ作/渡辺広佐訳/徳間書店

 第2次世界大戦終了直後のドイツ。10代前半のフレディは両親とうまくいかず、おじさん一家と農村で暮らしている。戦争が終わるまでドイツ領だった地域から人が続々と逃れてきていて、ギュンターもそのひとりだった。少し鈍いギュンターをフレディと仲間の少年たちは邪魔に感じ、ある日、ひどいいじめをしてしまう。誰にやられたのかギュンターは言わなかったが、大人たちにばれる前にあいつを殺そうと、最年長の少年が言いだす。そんなことはしたくないけれど、仲間外れにされたくない……。フレディは苦悩する。(KA)

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