この本、どうかニャ?『オンボロ屋敷へようこそ(ゆうれい作家はおおいそがし1)』
小学生におすすめの本を紹介する「この本、どうかニャ?」。今回の執筆者は「ことり」です。
『オンボロ屋敷へようこそ(ゆうれい作家はおおいそがし1)』
ケイト・クライス文 M・サラ・クライス絵 宮坂宏美訳 ほるぷ出版
作家のムッツリーは、だれにもじゃまされずに「ゆうれい使い」シリーズの新作を書きたくて、古い大きなお屋敷を借りたんだ。なのに、そのお屋敷にはなぜか家の持ち主の子どものシーモアとネコも住んでいて、おまけにゆうれいまでいる……?
子ども向けの本を書いているくせに子どもぎらいだったり、自分につごうのいいことしか言わなかったり、ムッツリーはけっこうひどい大人だなあ。
でも、シーモアのお父さんとお母さんは、もっとひどいよ。ふだんお父さんやお母さんにもんくを言っている子も、うちの親のほうがましって思うかも。どれだけひどいか知りたければ、まずは読んでみて。
(ことり)
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