2012年 小学生部門 最優秀賞『あおい目のこねこ』
受賞者
木下雄太さん(小1・東京都)
読んだ本
『あおい目のこねこ』
エゴン・マチーセン著、せたていじ訳、福音館書店
作品
「あおいめのこねこ」をよんで
木下 雄太
ぼくは、「あおいめのこねこ」のひょうしやさしえをみて、とてもきにいりました。とくに、ひょうしのあおいめのこねこがいばってるみたいでおもしろいとおもいました。また、おはなしをよんでみると、なかまはずれだったあおいめのこねこがさいごにはなかまにはいれてよかったとおもいました。
このほんのあらすじは、あおいめのこねこが、おなかをすかせないためにねずみのくにへいっぴきでたびだすおはなしです。たびをしているとちゅうで、あおいめのこねこはいろいろなどうぶつにであってびしょぬれにされたり、からかわれたりしていたが、たまたまいぬにしがみつき、ねずみのくににつくことができました。それをきいろのねこたちにおしえてあげてきいろのねこたちにみとめられるおはなしです。
ほんについてかんがえたことが、三つあります。
まず、こねこについてよくわかったことがあります。それは、ねずみのくににいきたいことです。なぜならおなかいっぱいすきなものをたべることがうれしいからです。ぼくはオクラや、きゅうりなどのみどりのものがすきなので、おなかいっぱいたべるとうれしくなるとおもいます。
つぎに、もしもじぶんがあおいめのこねこならどうするかをかんがえました。ぼくは、ねずみのあしをさがします。そのあしあとをさがせばかならずねずみのくにがみつかるからです。
さいごにこのほんをよんで、きづいたことがあります。それは、きいろのめのこねこが、あおいめのこねこのきもちをかんがえていないとおもって、それはわるいとおもったことです。なぜなら、あおいめのこねこがねずみのくにをみつけたことを、きいろのめのこねこたちにつたえたときに、うそかわからないのにうそつきよばわりしたからです。もしもぼくがそれをされたら、やなきもちがするとおもいます。
このことから、このほんをよんだひとは、はなすときにあいてのきもちをかんがえてほしいとおもいました。そうすれば、いやなきもちをするひとがいなくなってみんながきもちよくすごせるとおもうからです。
受賞のことば
とてもうれしいです。なぜかというと、そういうことがいままでなかったからです。
きっとさくぶんをいっぱいかいたからだとおもいます。
さくぶんをかいたときはちょっとたいへんでむずかしかったです。でも、がんばってよかったです。
『あおい目のこねこ』のいちばんおもしろかったところは、あおいめのこねこがさんぐらすをかけたところです。
これからもぼくは、ほんをたくさんよんでいきたいです。
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