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翻訳書、読んでみよう!『ロイスと歌うパン種』

中高生におすすめの本を紹介する「翻訳書、読んでみよう!」。今回の執筆者は「KA」です。

『ロイスと歌うパン種』
ロビン・スローン作/島村浩子訳/東京創元社

 サンフランシスコで新人プログラマーとして働くロイス。仕事が忙しすぎて食事はおざなりになっていたが、疲れきって帰宅したある日、彼女の家のポストに宅配レストランのちらしが入っていた。注文したパンと特製スープの美味しさに感動し、常連になり、店主と親しくなったころ、店主がアメリカを去ることに……。店主から託された秘伝のパン種を使ってパンを焼き始めると、ロイスの生活に変化が訪れる。謎めいた一族にまつわるファンタジーであり、仕事小説でもあり、ラブストーリーでもある? 読み終えたら、きっと何かを始めたくなる。(KA)

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