この本、どうかニャ?『十三番目の子』
小学生におすすめの本を紹介する「この本、どうかニャ?」。今回の執筆者は「ニャーロウ」です。
『十三番目の子』
シヴォーン・ダウド作 パム・スマイ絵 池田真紀子訳 小学館
イニスコール島の村には、おそろしい言いつたえがある。
ひとりの女がうんだ13番目の子が、13回目の誕生日をむかえたとき、その子を暗黒の神ドンドのいけにえにささげよ。したがわなければ、大嵐が村をほろぼすだろう。
ニャニャニャッ! こわっ!
それで、いけにえにきまったのが、ダーラという名の女の子。うまれてすぐに、13さいで死ぬってきめられて、親きょうだいともはなれてくらすことになった。
で、ダーラがもうすぐ13さいの誕生日っていうときに……!
さいごまで一気に読まずにはいられなかった。オレの想像をいい意味でうらぎってくれたぜ。
たくさん入っている絵も、白や水色がきいてて、かっこいい。見てくれよな!
(ニャーロウ)
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