「介護物語の美談」なんか書けない(1)

イライラする〜
マジもうめっちゃイライラするっ!!

在宅介護での、3食の用意で自由な時が分断される。
日曜使役で休日一日がぶっ飛ぶ。

それにしてもこいつらときたら、、
おいおい、なんで雨のなか植木の水やりをしとんねん。
役所からの郵便物を持ち込んで隠すなよ。
下着ぐらい毎日着替えろよ。
おい、家中の電灯付けまくるなよ。
うるさい、テレビの音量85かよ!!
冷凍物を冷蔵に移して腐らせるなよ。
ゲゲゲ、なんでこんとこにウ◯コが落ちとるんだ。
もう、何もするな。
やることなすことすべて二度手間なんだよ!!
次は何をやらかすんだ、と、気が気じゃない。
etc ☓ 100!!!!!

こいつら毒親にやられた過去の恨みつらみが再び湧き上がる。
そして今、これだけやってやってるのに、その仕打ちがこれかぁ!!
イライラが沸騰する。

もういいから死んでくれ〜!!

なんて、叫んでも誰も同意してくれない。
そういうことは言うもんじゃない、と諭される。
傾聴仲間でさえ「ほんと死ねばいいのにね」と共感して言ってはくれない。

言われることといえば・・・

介護保険のサービス使えばいいんやで〜
え〜、介護認定とってないの〜、信じられん、はよ取りや〜。

マジで何人に言われたことか。
何度も何度も聞かされて蔑まれて。

親切で言っているのは分かっている、、
・・・でも、バカじゃないの〜、、と聞こえる。

言われなくてもわかっているさ、
オレは社会人じゃないんだよ。
非社会人なんだよ。
書類が大嫌いなんだって。

あああ、うるさい。
わかったよ、とればいいんだろ !!

はい、とりましたよ。要介護1 ☓2人ね。

毎日のイライラにプラスして、、、

役所に電話して、
役所にいって、
書類を書いて
担当医を探して、
通院させて、
また役所にいって申し込んで
判定員と日程を段取りして、
判定員につきそって
通知をまって、
支援センターに行って段取りを確認して
ケアマネをきめて、
ケアマネ来訪の日程を決めて、
ケアマネと打ち合わせて、
デイサービスにいくことを説得させて、

(ここまで3ヶ月、で、今、ここ)

・・・デイサービスお試し訪問の日程をきめて、
外出の準備をさせて・・・
繰り返し、繰り返し、
etc ☓ 100!!!!!

こいつらが、くたばるまで永遠に続くんだよな。
絶望的だ。
もう、いいから死んでオレを自由にしてくれ〜、、、

ふう〜、頭では分かってるんです。

人間は、、、というか、この人たちも、
疎まれて、自分でも死にたいわ!!、と思っても死ねないこと。
なんとか周りの役に立とうと一所懸命やっているのに、余計なことするなと叱られること。
自分のことなのに、なんで着替えろとか風呂入れとか、飯食えといわれなきゃいけないんだ?もうほっといてくれよ。
ボケて、ふんわりとして気持ちのよい時空にいるのに、活発なイキイキとした人間的活動なんかしたくないし。
年をとろうが、ボケようが、一人の人間としての人格があること。
非常識と言われようと、自らの考えや、思い、感情をもってオノレの生を生きていること。

分かってはいるんだけど、イライラするんです。

自由人だと思っていた自分が、これほど常識人だったと思い知ります。
まだ達観することはできそうもありませんが、
少し諦めと慣れが生まれてきたかもしれません。
許容範囲が広くなってきた気もします。
何がおきても、まあいいかと、思えるようになってきてる。

イライラを吐き出して、心の安定を保ちます。

そして、自分を振り返ります。
素直な自分の感情に向き合います。
ああ、こんなにイライラしているんだなぁ自分、、と。
こんな自分を許容します。
こんな自分に共感します。
それにしても、
まだまだ常識に囚われているのか?
あれほど、常識や慣習や人の目を否定していたはずなのに。
たかだか、「人間の生」なんかどうってことないし、なんでもありじゃなかったのか?
介護の時のおまえは、視野狭窄すぎるだろ。
ちっぽけなことが、全てになっちゃいなか?
もっと俯瞰しろよ。

すべての経験は人生の肥やしになるんだって。
「傾聴」には直接役立ってるだろ、な、そうだよな。
これまでの思索の積み重ねが試されるときなんだって。


とりあえず、noteのネタにしますww\(^o^)/


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