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ライティングで稼げるようになるまで~その②~

☆前回までのあらすじ☆
以前は年収500万円以上稼いでいた外科ナースの読書子。
しかし、看護師の仕事がしんどすぎて、5年で勤めていた病院を
やめてしまった。

一体、彼女が看護師をやめてしまったワケとは何なのか?
これは、元看護師がライティングで稼げるようになるまでの軌跡である!

看護師時代に体験した、忘れられないカンファレンス

今回は、私が看護師をしていた時に一番印象に残ったカンファレンスについて話そうと思います。

まずその出来事に名前をつけるとしたら、「公開処刑」って名前がしっくりきますね。

「えっ、何それ?」「どういうこと?」

読んで字のごとく、そのままの意味ですよ。
どういうことかは、この先読み進めると分かります。

ある日、私の仲の良い先輩が、ミスを起こしてしまいました
正直、先輩がどんなミスを起こしたのか、ハッキリと覚えてはいませんが。

後日、カンファレンスを開くことになったわけです。

先輩はそれまでに、何が原因でミスが起こったのか
どうすればミスを防ぐことができるのか
きちんとレポートにまとめてきました。

それをカンファレンスで発表したんです。
その日は、上司や師長も参加していました。

そして、先輩の発表が終わり、みんなで話し合いをするのかと思いきや・・
上司と師長が一緒になって、先輩にこんな質問を始めたんです。

(上司)「何でミスしたの?」
(先輩)「確認がきちんとできていなかったからです。」

(上司)「何で確認がきちんとできなかったの?」
(先輩)「緊急入院や検査が重なり、精神的にも焦っていたからだと思います」

(上司)「何で落ち着いてできなかったの?」
(先輩)「・・・」

もう聞いていて、こっちが苦しくなりました。
「何でミスしたんだろう」、「あの時こうしていれば」なんて
先輩自身が一番思っていることだから!

その後も上司や師長の「何で?」口撃(こうげき)が続き、ついに先輩は泣き出してしまいました。

それでも、口撃は止まないんですね。
それどころか、「えっ、何で泣くの?」って師長が言うんですよ。

あんたは鬼か!?

まるで、お前らミスしたらコイツみたいになるんだぞって言われているみたいでした。

ねっ、まさに「公開処刑」でしょ!

まず確認しておきたいのですが、本来、医療の分野においてカンファレンスとは主に

1、情報共有
2、問題を解決するための話し合い
3、重要な内容の話し合い

この3つを目的に行われるんですね。
それが、私が参加したカンファレンスはどうでしょう?

結局、何も話し合いができていないんですよね。
もう、カンファレンスが怖くなりました

私が「やめてください」と言えば良かったのかもしれませんが
当時の私には、そんな勇気はありません。

だって、上に逆らったら何をされるか分かったもんじゃない。
特に看護師の世界って、上司に気に入られないと生きにくいんですよ。

結局、私は自分が大事だったわけです。

ただ、カンファレンスが終わった後、先輩には謝りました。
先輩は「あの場では、誰も何も言えなくて当然」って言ってくれましたが

私は、この時のやるせなさと後悔と上司や師長に対する違和感はずっと忘れません。
これが看護師をやめようと思った、理由の一つです。

看護師は患者さんを観察し、気持ちに寄り添うことが大事というのであれば
それをスタッフにもしてほしい。

さて、本日はここまでにしましょう☆
次は、看護師をやめたくなった理由その②について話します。

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