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ライティングで稼げるようになるまで~その④~

今回は、私の後輩の話をしようと思う。

以前、働いていた外科病棟はとにかく忙しかった。
手術後の患者さんばかりなので、処置や検査がとても多い。

それなのに緊急入院もバンバン来る
1日の業務計画を立てたところで、上手くいった試しがなかった。
最高で1日に7件も入院が来た時は、泡を吹いて倒れそうになったくらいだ。

それでも何とか検査や入院をさばいて、一息ついた時には定時なんかとっくに過ぎている
そんな激務が続いている職場で長く働く人は少ない。

みんな何かしら体に不調をきたして退職していった。
そんな中、待ちに待った新人看護師が外科病棟に来てくれた!

何にも知らない、ピカピカの看護師一年生☆
仕事を早く覚えようと、毎日必死に先輩看護師の後についていく姿を見て
私もこんな時期があったな~って懐かしんでいました。

新人看護師は3人いたのですが、私はそのうちの一人と親しくなりました。

その後輩は、他の2人と比べて仕事が覚えるのが遅く、自分からあまり発言するような子ではありませんでした。

それが先輩看護師や、上司は気に入らなかったのでしょうか?

後輩に対して「何で、こんなこともできないの?」
「これ言うの何回目?!」
と言うようになりました。

そして、「あの子は仕事ができない」と決めつけられてしまったんですね。

人には人のペースってもんがあります。
確かに、その後輩は仕事を覚えるのが遅いです。
でも、メモを取ったり、分からないことは人に聞いたり。
その子なりに、一生懸命仕事を覚えようとしていました。

先ほど、自分から発言をしないと言いましたが、そんなことはありません。
その子の中で色々考えているから、すぐに言葉が出ないだけです。

それを分かろうともせず、勝手な思い込みで後輩の人柄を判断する。
相手を傷つける言葉を平気で吐く。

いくら仕事が忙しくて、心に余裕がないからといって、そんなことをしてはいけないですよね。

私は人を生かすのも、殺すのも人の言葉だと思うんです。

今回みたいに、「この子は仕事できない」と言い続けると、自分ってそうなんだって思いこんで、どんどん悪い方へいってしまう。

結局、精神的にしんどくなって退職してしまうんですね。

その後輩はたまたまメンタルが強かったので、やめることなく
続きましたけど。

こんなことを続けていると後輩も育たないし、退職する人も増えるだけなのにな~って思います。

そんな先輩看護師や上司を見て、私はこの病院をやめようと決意しました!
次は、看護師をやめると決意し、退職するまでのことを話します。





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