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毎日が命がけのサバイバル生活⁉「闇の魔法学校 死のエデュケーション」

こんにちは、読書子です。
本日、紹介する本はこちら。

ナオミ・ノヴィク著「闇の魔法学校 死のエデュケーション」です。

「ハリー・ポッターのような素敵な魔法界の話かな」とワクワクしながら読んでみると、毎日が命がけのサバイバル生活。
しかも、簡単に人が跡形もなく亡くなくなってしまう。

最初は「想像していた内容と違う」と思いながら、淡々と読み進めていました。
しかし、読めば読むほど本の世界観にハマり、気が付けば最後のページ。

読んだ後は続きが気になって仕方ない。
まるで魔法にかかったようですね。

それでは、あらすじを紹介します。

魔法使いや魔女を養成するスコロマンス魔法学院。
虚空の闇に浮かぶ学院に一度入学すると、4年後に卒業ゲートをくぐるまで、現実世界には戻れない。

また、学校には教師がいない。
その代わり、不気味な怪物が隙あらば生徒の命を狙おうと襲ってくる。

毎日が命がけ。
生き残るには知恵を絞り、時には同級生を犠牲にする必要もある。

主人公の少女ガラドリエルも、自身に秘められた強大な魔力を抱えながら、生き延びるために奮闘していた。
一人ぼっちの彼女は同級生オリオンとの出会いを通して、様々な仲間と交流し、生き延びるための方法を見つけ出していく。

物語は、ガラドリエルが同級生のオリオンに命を救われたところからスタートします。
ただ、彼女はお礼を言うどころか彼を突っぱねますけど。

最初は「何てひねくれた主人公なんだろう」と思いましたが、物語が進むにつれて彼女の過去が少しずつ明らかになります。
これは人間不信になると思うような出来事ばかりで、少し可哀そうになりました。

でも、同級生のオリオンをはじめ、色々な仲間達との交流を通して、少しずつ彼女の心情にも変化が出始めます。
三部作の一作品目なので、残念ながら物語は途中で終わってしまいますが、彼女がどのように成長していくのか、今後が楽しみになりました。

そして、もう一つ忘れてはいけないのが「怪物」の存在。
物語に登場する怪物はどれも恐ろしく、残忍で容赦がありません。
一度、襲われたら最後、骨まで食されます。
読んでいてその場面を想像すると、ゾッとしましたね。

残酷な魔法の世界ですが、読め始めると本当に面白く、気が付けばこの本に魅了されています。

気になる方はぜひ読んでみてください。
一緒にナオミ・ノヴィクワールドへ飛び込みましょう。




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