続・ポピュリズムを知りたい方へ『民主政とポピュリズム』は日本の現状理解を助けてくれる
また、昨日に引き続き、ポピュリズム。
なんだか気になる存在。
決して恋ではない。
でも気になる。
そんな私の頭の中は現時点でこんな感じだ。
今朝、目覚めたときはこうだった。
恋する乙女全開の脳内模様だ。
こんなグラフは初めて作った。
案外いい。
自分を客観視できる。
ちなみに政治に対する壁を感じている方は
昨日noteに記録した『統合欧州の危うい「いま」』をご紹介する。
著者は社会学者で、また違った視点で政治について学べるかも知れない。
ちなみに好き嫌いは真っ二つに分かれる本(著者)だと伝えておく。
私は好き。
今回記録に残す書籍は私にとって難しかった。
まだふわっと理解している程度のアラサーが読むには背伸びを必要としたが
今日の私は背伸びしたい気分だったのでしょう。
1.書籍紹介
・タイトル|『民主政とポピュリズム
ー ヨーロッパ・アメリカ
日本の比較政治学 ー』
・編 著| 佐々木 毅(ささき・たけし)
・発行年月| 2018.6.15
・発 行 元| 筑摩選書
・編著略歴| 1942年、秋田県生まれ。
東京大学法学部卒業。
東京大学教授、東京大学総長
等を経て、日本学士院会員・
東京大学名誉教授。博士(法学)
政治学・西洋政治思想史を専攻。
(本書紹介欄より引用)
2.あらすじ
3.徒然なるまま感想文
そもそもポピュリズムとは以下の意味がある。
そしてこの本は編者の佐々木氏をはじめ10名の有識者が各々の専門に基づいて執筆の当時の現状を分析されている。
その著者たちはいわゆる”エリート”だ。
なので(と書くことは短絡的すぎるかもしれないが)
反ポピュリズム的な表現や大衆が政治の主導権を握ることに対し否定的な意見もある。
私はどちらの立場でもなくただの野次馬感覚でポピュリズムを知りたいだけの人なので気にならないが嫌な気持ちになる人もいるかもしれない。
3-1.井戸端会議に似てる
私はいわゆる女子トーク(?)が苦手だ。
ア:昨日旦那がさー、あーでコーデあーでさー。
イ:なにそれ、最悪ー。うちもさー、コーデさー。
ウ:うわ!それ離婚案件じゃん。やっぱDAIGOみたいな旦那がいいよねー。
↑こんなやつ。
もちろん愚痴りたいという気持ちは理解している。
ストレスというのは適度に発散しないと心身の不調をきたす。
ただ、なんか、こう、引いてしまうのだ。
最悪だの離婚案件だのといった感想をもつスピードが早くついていけないのだ。
もちろん、感想を言った”イ”と”ウ”も本気で言っているわけではなく単なる相槌や定型文なのだろう。
ただ、なんか、こう、クソ真面目アラサーはなんか引いちゃう。
で、飯尾潤氏が第9章で『日本政治の展望』と題し分析されている。
この中で出てくる文章が気になった。
ここから下は私の個人的な意見だ。
これはさっきの”ア”の論調が、自分に都合のいいことだけを話してしまった場合、”イ”と”ウ”から客観的な指摘は得られないってことと似てるんじゃないかって思っていて。
政治と井戸端話を一緒にするなというご意見はごもっとも。
ただ、著者は、ポピュリズムについて、井戸端会議の延長線上(しかも比較的近い場所)で政治が語られる危険性を指摘しているのかなと思う次第であります。
3-2.こんな時は”エンパシー”
私はポピュリズム+ナショナリズムに熱狂する姿に恐怖を感じる。
どうしても第二次世界大戦のドイツが頭をよぎるからだ。
意図的にナショナリズム強調している人は、とりあえず脇に置く。
私の中での問題は、強調している人を信じきってしまっている人だ。
ただ、ここで、1つ。
思い出して欲しい。
そう。エンパシーだ。
ブレイディみかこ氏の著書『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』で、一躍有名になったエンパシーだ。
熱狂している人を知ること、そしてその人の立場に立って物事を考えてみることが大切だ。
だから、私はこの書籍を手に取った。
ポピュリズムが何モノなのかを知りたかったのだ。
ただ、さすがに2日で2冊のポピュリズム関連の書籍を読みnoteに記したことで私の恐怖心は適正値になったので、そろそろもういいかなってなっている。
4.おわりに
今回の書籍は一足早い”夏の課題図書”のようなものだった。
自分の気になるワードに関して知るために読む。
この感じ、何年ぶりだろうか。
今、こうしてnoteを打ち込んでいる端末でささっと調べても、表面的で形式的な答えは返ってくるのだが、こうした本には著者の考えがにじみ出てくるところが面白い。
学生時代を思い出してワクワクする。
もちろん、全てに同意できる意見というわけではない。
ただ、最近”エンパシーかぶれ”の私に言わせていただければ
そこがいいのだ!
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