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過去の恋愛は最高の教科書

愛を終わらせない方法はひとつしかない。
それは手に入れないことだ。
決して自分のものにならないものしか、永遠に愛することはできない。

四月になれば彼女は  川村元気


今回素敵な言葉に出会った本は

「四月になれば彼女は」  著 川村 元気

四月、精神科医の藤代のもとに、
かつての恋人・ハルから九年ぶりに手紙が届いた。
だが、藤代は、そのとき結婚を決めていた。
愛しているかわからない女性と。
失った恋に翻弄される十二ケ月がはじまる。

映画化も決定され、話題の作品で
出会った素敵な言葉を紹介

「誰かを愛し、誰かから愛される人生を諦められなかった」
最後に母は、微笑んだ。

四月になれば彼女は  川村元気

どんな人でも、きっと形は違うかもしれないが、
愛が必要なのだ。
愛し、愛される。
私もいくつになっても必要だと思う。

誰かを愛しているという感情は一瞬だということが、
いまならわかります。
あのときのわたしは、それが永遠に続くものだと信じていた。
あまりにも幼稚で無防備。
でもあの頃のわたしの方が、
いまのわたしよりも何倍も力強く生きていた気がするのです。

四月になれば彼女は  川村元気

永遠はけっして続かない。
どんなものでも、どんな関係でも変化していく。
それが愛ならなおさらだ。
でも、知らないから信じることができる。
愛が永遠なのだと。
それは、若い頃の特権なのかもしれない。

どうして僕たちは他人の病を治療することができるのに、
自分たちの問題を解決はできないんだろう

四月になれば彼女は  川村元気

親しい人や、ましては自分の事を解決できる人はそういない。
悩み、傷つき、もがく。
そして、話し合い、時には傷つけ合いながら解決しようとする。
でも、他人から見れば、もしかしたら一瞬で解決できるようなことなのかもしれない。
でも、自分たちで考え、解決するから
意味があるのだ。

わたしは愛したときに、はじめて愛された。

四月になれば彼女は  川村元気

かつての恋というのは、自分の今の恋愛を振り返るのにおいて、
とてもいい教えなのかもしれない。

あなたのぜひ読んでみて、
あなたの心に響いた素敵な言葉を聞かせてください。

Written by なおこ
アラフォー女 

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