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【その3】50歳で仕事を辞めたけどお前これからどうすんの?

50歳だし子ども3人いるし嫁さんは学生なのに仕事を辞めた。

「次の仕事はどうするんですか?」
と前職の同僚に聞かれまくったが、次の仕事などまったく考えていなかった。
まずは狂った職場環境から逃げ出すことが先決。
無計画だし無責任だ!と言われれば本当にそのとおり。
計画はこれから考えるし責任もこれから取る。

しかしこの「責任」というものがなかなか難しい。自分としては
「家族をしっかりと養えるだけの金銭的な収入の確保」
が第一の責任だと思い、長男が生まれてから前職の仕事に就いて働いた。
お陰でそれからの10年ほどは子宝に恵まれて3人の子どもの父親になれたし、小さいながらも戸建ての中古住宅を購入することもできた。
まあ結果的にその仕事でのダメージが重なって家族にも自分にも雑な対応をする人生になってしまい、退職することとなってしまったが。収入が確保できる仕事に就いていたとしても、父親としての仕事ができなかったら意味はない。
なので、収入を確保するための仕事と、子どもたちの父親としての仕事がバランスよく成立し継続できることが今後の目標である。

でもね、そんなことは今までやったことがないし、それをやろうとして失敗したのが現状。
仕事をしなくなって約3ヶ月、今後の人生をどう舵取りしていこうか?とずっと考えてきた。
自分の人生を振り返ってみると、すべてが行き当たりばったりで進んできた。

大きく飛び上がって障害物を避けてみたり、時には潜ったり真っ二つに斬られてみたりしながら曲がりくねった道を進んできた。
30歳くらいの頃、お金がなさすぎて昼休みに公園で水道水を飲んで凌いでいたこともあった。
風呂無しアパートで暮らしていて、5日間風呂に入らなかったこともあった。
側から見れば悲惨な生き方だったのかも知れないが、本人としては労を労とも感じず金脈を探す冒険をしているような感覚だった。

「面白いか面白くないか」
だけで人生の舵取りをしてきた。
眼前に現れる問題に対して、それを乗り切る方法として必ず面白い、と感じるほうに舵を切ってきた。
波風が立たずに無難に乗り越えるのでは面白くない。
多くの人たちが選ぶ道は必ず避ける。
結果、なかなか面白い人生の道のりを進んできたとは思う。
4トントラックにびっしり荷物を詰め込む方法からお花の飾り方まで幅広い技術と経験を身につけられた。
収入には波があったが稼ぐ時には稼いでいた。

現在51歳(実は12月が誕生日だったのです。インフル祭りで誕生日パーティしてもらっていません)。
幸いにも身体は健康だし80歳くらいまで働くつもりだ。
そう考えるとあと30年は色々と修行できるのだし、今一度、その当時の感覚を呼び戻すのがいいのかな〜なんて考えている。

「面白いか面白くないか」
たったそれだけの価値判断で人生の舵取りをしても良いのかも。

いやしかし収入も大切。
堅実に歩むか冒険に出るか。
2月半ばまでに就職しないと三男が保育園を退園となってしまう。
時間がない。がんばれ私。

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