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身近にいる人がまさか! 【生きてるうちに、さよならを】

意外なルーツに気付いたとき
全てが覆される!

【本の基本情報】
○ジャンル:小説・サスペンス
○本の種類:文庫本
○著者名:吉村 達也
○出版社:集英社文庫

■「生きてるうちに、さよならを」のあらすじ

「あなたが天国へ行った瞬間を知っていたわ。だって真夜中にきたわよね、私の部屋に。ごめんねって泣きながら・・・」
「兄弟、おれに黙って、なぜ先に逝った。バカヤロー!」
親友の葬式で、勝手に死者との絆を強調する自己陶酔型の弔辞に嫌気がさした会社社長の本宮は。自分自身の生前葬を企画する。
だが、彼は知らなかった。
妻の涼子が重い病に冒されて、余命幾ばくもないのを隠していることを・・・。
※裏表紙より引用

■自分の生前葬を企画したのだが!

主人公の会社社長の本宮は、自分の生前葬を企画します。
今まで自分の人生の中で出会った人達を集め、どんな人達と関わってきたのかを見ておきたい。

色々なことを考えて生前葬を企画していたのだが、その企画段階で事態は思わぬ方向へと進んでいきます。

妻が余命幾ばくもない病気に冒されていることが発覚。
今までの自分の人生を振り返り、妻に対する考えや態度に後悔します。

そして、妻のある秘密を知ることになるのです。

■「生きてるうちに、さよならを」を読んで!まとめ

自分の周りにいる人には、自分が知らないようなルーツがある。
人がどこでどう繋がっているか、どんなに長く一緒に居ても気付かないこともあるです。

自分の人生で出会った人達を集めて、自分の生前葬をするつもりだったが
その準備の段かで、思いもよらない事態へと流れが変わっていきます。

この人に限ってそんなことはないだろうという人が
思いもよらない人生を隠していた。

それに気付いた時に、これまでの自分の人生はまさか・・・

タイトルだけみると、感動するような内容なのかなぁと感じるかもしれませんが
最後まであっ!えっ?と思わせてくれる内容です。

とても読みやすく、最後までどんでん返しを持ってきてくれています。
ミステリーをあまり読んだことないけど、サッと楽しみたいという方にはおススメの作品だと思います。

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