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「できる、できない」から「やるか、やらないか」へ

「未来のためにできること」
「できる」からやるの?、「できない」から諦めちゃうの?
「未来のためにできること」ではなく、「未来のために必要なこと」
それが「できない」ことであっても、「やる」。
日本のサムライは、絶対に諦めない。
「鬼滅の刃」を見れば、伝わるはず。

世界一の長寿国家は日本です。
物事は「できるか、できないか」ではない。
「やるか、やらないか」それしかないのだ。
この日本のサムライ魂が、持続可能な社会の秘訣であると僕は考えています。

毎年1億人が参加する日本の初詣、少し丁寧に見てみましょう。
来る者拒まず、去る者追わず。
人種、国籍、宗教、性別に関係なく、日本の初詣は誰でも参加できます。
一人一人が、思い思いの神様をお呼びして願い事を捧げます。

この時、どの神様をお呼びするのか、何を願うのか、願い事を叶えるために自分がすべきことは何か、これらを決める人は「祈る人」です。
日本の神様はただただ受け止めるだけ、見守るだけです。

祈る人が自ら決断し、自ら努力して、願い事が叶った時、
「見守ってくれてありがとう」と神様に感謝し、恩に報いる努力をする。
感謝と報恩で神々と人間が結びつく、これが僕が理解する初詣です。

日本の在所共同体とは、私達の祖先、まだ見ぬ子孫、人間だけでなく、私達を育む自然、目に見えぬ力としての神々、そして今を生きる私達、これらが感謝と報恩で一つに結びつく集いです。

だからこそ、実りの秋には、収穫したお米を神様に捧げ、
私達を育んだ自然、見守る神々、そして頑張った仲間達
それぞれに感謝するためにお祭りが開かれます。
これが日本のまつりごと(政)です。

日本の伝統文化は「強烈な個人の自立」を要求します。
日本の神様は「見守る」だけで、何も命令してくれません。
従って、日本人は自ら決心しなければいけないからです。
同時に、在所共同体という感謝の和の一員でもあります。
和と自立を目指して、日々稽古を積み重ねる。
武道や茶道など、日本文化は「~道」と名付けられています。

日本で真剣に生きた私達の祖先が、長い年月を掛けて、日本で真剣に生きてゆこうとする子孫のために、残してくれた教えがあるはずです。

「未来のためにできること」ではなく、「未来のために必要なこと」
それが「できない」ことであっても、「やる」。
和を尊ぶサムライ魂こそ、持続可能な未来に必要だ、と僕は考えています。



#未来のためにできること

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