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絶体絶命おもてなし
人間には時として絶体絶命が訪れるものだ。
女子にとっては、月に一度のアレが唐突にわけわからんタイミングでやってきたとき。
全女子が、思わず個室で「えっ」と低い声を出した経験があるはずだ。
おおげさでなくて、これは絶体絶命のピンチなのである。
そんな絶体絶命を救うおもてなしに出会ってしまった。
その名はOiTr。
個室トイレに生理用ナプキンを常備し、無料で提供するディスペンサーである。
![](https://assets.st-note.com/img/1703167755365-Fk65aXNjly.jpg?width=800)
利用するには、画像右側のQRコードを読み取ってアプリを起動して画面の取り出しボタンをタップ。それからスマートフォンをこのディスペンサーに近づけると値千金の生理用ナプキンが取り出せる。
すごい。すごいが、どんなビジネスモデルなのか、気になる。
「サイネージ広告出稿企業の広告費から賄うことで、無料にてご提供いたします。」
なのだそうだ。
そうか。それならこの会社が身銭切っているわけではないようだ。
安心して使えるではないか。
「トイレットペーパーと同じように生理用ナプキンが置いてある社会になるといいな」という思いからこのサービスが生まれたそうだ。
え。そんなこと、考えてもみなかった。
アレは常に持ち歩くものだったし不意の絶対絶命のときには、女子どうし「ねぇ、アレ持ってる?」って言い合ってきた。そんな人生だったよ。
ほんっと社会ってあれこれ迷走するけれど、良い方に向かっていくものだなとトイレの個室で場違いにひとり胸アツになったことだった。
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