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「よくそんな感じでやってこられましたね」と言われて書こうと思った記事

最後に記事を書いてから約1年半。私だけ時空をワープしたのかと思いました。

2019年に独立してからその字の持つインパクトの如く「死に物狂い」で働き、気が付いたら独立から既に1年半が経過していました。

いくつかの失恋とたくさんの壁におでこを打ちつけるような失敗をやらかしつつも、廃業する事もなくここまでやってこられたこの状況については周りに感謝するばかりです。

ただ、優秀な人間だったら壁にデコを打ち付ける「その前」に気がつくようなことを、私はデコを何度か打って(しかも強めに)やっと気がつくという為体であります。それでもこうして継続してお仕事させて頂いているのだから、そこはやはり周りの方々に感謝としかいえません。本当にありがとうございます。

そんな激動の1年半から学んだ一部を久々に綴りたいと思います。

「ライスワーク」と「ライフワーク」

よく生活のためにする仕事を「ライスワーク」と言ったりします。昔から言う「おまんまを食べるために…」という意味と同様、食べていくための仕事がこれに当たります。一方「ライフワーク」は言わずと知れた「天職」と言われるもので「生きがいを感じられる仕事」とも言えます。

大変未熟な私はこの「ライスワーク」と「ライフワーク」の区別や定義を意識しないままに独立し、つい最近まで仕事をしていたという恥ずかしい事実があります。

というのも「新規事業戦略・企画・立上げ」という私の専門はある意味で「なんでも屋さん」なところがあるからです。例えば新規のプラットフォーム事業を立ち上げたとして、立上げ段階ではそのプラットフォームの導入先企業を増やすことが事業の安定稼働の必須要件だったりします。そうするとそのサービスの営業責任者として「営業部長」という肩書を引っ提げてそのサービスの法人営業を代行したりすることも多々あります。法人営業以外にも「英語ができる」という理由だけで海外からの輸入を司る貿易事務も代行したことがありますし、新規店舗のLANケーブルを天井からカウンターまで這わせてネットワーク機器の配線をしたことなんかも普通にあります(これは15店舗くらいやりました)

そういった背景からも「これは私が本来したかった仕事じゃない!」などと考えることはほぼほぼ無く「ライスワーク」と「ライフワーク」をあらためて意識するきっかけも掴めないまま仕事をしていたのだと思います。

言い換えれば、それだけその事業を成功させるために必死で「成功させるためならなんでもやるんだ!」という気持ちが強かったということだとも思っています。

一つ誤解の無いように言うと、雑用的な意味で言われたことを何でもやる訳ではなく「事業の成功・存続のために必要な仕事だ」と私自身が判断した仕事は率先して何でもやるということになります。この「必要な仕事を拾う力」というのは、事業を立ち上げる過程ではとても大切だと思っていて、この辺りの新規事業の立ち上げに関するアレコレはまた別の機会にお話ししたいと思っています。

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Photographed by Jong Nakamura

見えてきた「独自性」と「得意分野」

結論から言ってしまうと未だに「これはライスワークだな」「これはライフワークだな」と案件に対して定義している訳ではありません。ただ「得意分野」と「これは私がやる意味がある」という「独自性」は見えてきていて、それと比例して自分の「得意分野」や「独自性」を活かせる案件も増えてきたという状況です(これも大変ありがたいことです)

そのぼんやりと見えてきた私の事業の「得意分野」と「独自性」については、次回お伝えしていきたいと思います。

ちなみにタイトルの「よくそんな感じでやってこられましたね」というのは、色々と抜けてる私のことを心配した知人が発した言葉で「いや、ほんと確かにその通り」と思い、あらためて事業を振返るきっかけとなったのでそのままタイトルにさせて頂いた次第です。

ビシッとカッコいい、バリキャリの道は遠いな~。

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