「余裕」のあるところを軸にしよう
どうも、2日間更新をさぼっていた土井です。
ここ二日はスノーボードをしに行く為、更新をお休みしていました。今日は筋肉痛で身体が痛くて重いし、昼まで寝ているという体たらく。
でも、久々にアクティブな活動ができたのでリフレッシュできました。
そんなスノーボードをしに行って「昔と楽しみ方が変わったな」と感じるポイントがたくさんありました。
今日はその変化について「余裕」というキーワードで考えてみたいと思います。
お金の余裕が生み出す心理的変化
私はスノーボードが大好きで、20代前半の頃はそれこそ毎週滑りにいっていました。金曜の仕事終わりに車でスキー場へ向かい、明け方に向こうへ着いてから朝まで車で仮眠をとり、朝から夕方まで滑り込む。そして日帰りで帰る。
当時はお金が無かったので、平日に都民デーなどで割引しているゲレンデを選んで行ったり、昼は節約の為おにぎり1個で済ます。スノーボードへ行く為に日々の食事や出費も削る。そんな修行のような遊び方で、それが毎週の楽しみでした。
そこまでして滑りに行っているので、しっかり滑らないともったいないと思っていたんですね。他のことを色々諦めて行っているので、たくさん滑らなかったら損、と。
これは「犠牲を伴っているので、その分を取り戻さないともったいない」という感覚です。いわゆるサンクコスト。
今では滑るのはそこそこに、ご飯や温泉など、その他のコンテンツを楽しみにしている自分がいます。
この以前と今の大きな違いは、お金の面だと思います。
当時はお金が無いので日常も滑りに行っているタイミングも、滑ること以外にお金を割くのが難しい状況でした。でも今は、温泉やご飯を楽しめる程度の余裕が出てきたので、せっかくだから滑ること以外も楽しもう!という気持ちが強くなってきています。
お土産を選んだりご当地グルメを探すのも楽しい。なんなら日帰りじゃなくて泊りで行こう!とも思えます。
お金に余裕が出ることで、楽しみ方が少し変わった。でもどちらが良いかと言われればどちらも良い。
間違いなくストイックに滑っていた時のほうが上手くなれていたし、帰りにどうしてもこれだけは、と食べていたクレープは、今食べるクレープよりも美味しかったかもしれない。
どちらが良いというよりも、そういう違いが出るんだなとしみじみ感じました。
体力の余裕が生み出すプライオリティの変化
この変化は、体力面でもありました。
ぶっちゃけ、年々夜中出発の朝から滑りだしがキツくなってきています。朝の稼働開始が8時半から10時頃になったり、休憩時間がすごく長くなったり、滑る本数が減ったり。
一日滑ると翌日が辛いので、絶対に翌日が休みの日に滑りに行きます。
すると、スノーボードに対する自分の中ので重要度が変わっていきます。今まで滑りに行く際の一番重要なことは「滑る本数」でした。上手くなりたくて、とにかく本数を滑りたい。上達の一番の近道はインプットとアウトプットのサイクルをどれだけ数がこなせるかだと思っているので。
でも、いまは体力的に本数をたくさん滑るのがしんどくなってきて、どちらかと言えば「色んなことに挑戦すること」ことだったり、「スキー場全体の雰囲気を楽しむこと」だったりに重要度がシフトしてきています。
これは明らかに体力的な部分が影響しているなと感じます。
滑った後の温泉の気持ちよさが10年前と全く違う。
仕事の面でも同じだと思います。
例えば20代30代では寝る間も惜しんでガムシャラに働いたが、40代になって無理が効かなくなった、という話をよく聞きます。人間は身体が資本なので、身体の状態によって使えるアセットも変わってくる。
そうすると、何が自分の中で重要なのか、というのが身体の状態で変化していき、若いころと歳をとってからで優先順位や重要視するものが違うという状況が生まれるんだと思います。
在宅も相まって体力の低下が著しいのをちょっと反省したので、体力づくりを少しずつ始めようと思います。
経験や能力の余裕が生み出す楽しみ方の変化
体力の低下で逆に発見した嬉しい要素は、楽しみ方の幅が広がったことです。
これはお金が使えるからではなく、スノーボード自体の楽しみ方が広がったということです。
どういうことかというと、昔はとにかく基礎的な能力を高めるために滑る込みをしていました。ターンがイメージ通りにできた、ジャンプの着地が上手くできた、など、できないことをできるようにしていくのが楽しかったんです。
いまでもそこは変わらないですが、できることが増えたことで、できることを応用し組み合わせるスキル融合の能力が手に入り、新たな楽しさが見えてきたんです。
例えばフリーランでターンからトリックを入れる。地形を使って遊ぶ。どれだけ板を立てられるか試してみる。これは昔はできないことでした。でもいまではそれが楽しい。こういうスキル×スキルの掛け算は経験や能力の向上によるものだと思います。
この発想は仕事も同じだと思っていて、目の前のひとつをとにかく頑張って磨いていくと、その過程で必要になった色んなスキルも同時に磨かれていきます。
するとスキルは、今度は別の目的でも応用して使えたり、スキル同士を掛け合わせて新しいことができたりします。
こういう応用が利く状態になってくると、自分の幅を広げていく感覚を実感でき、とても嬉しくなります。スポーツだけでなく、好きなことに夢中でやりこむことでこの感覚は得られると思います。
余裕をいかに作り出せるか
振り返ると、余裕はとても大事だと感じます。先日、澤円さんに「余裕がある部分を軸にしてやっていくのが大事」と教わりました。
スノーボードを例にすると、昔は体力を軸に、今はお金や経験を軸に楽しんでいます。しかしこれは、体力がある時期に能力を上げ、楽しむ土台が作れたからこそだと思います。
仕事面も、自分にとってどこが余裕を持てる部分なのかを意識しながら取り組んでいくと、エラーやイレギュラーが起きても対処ができるし、楽しむ気持ちが持てるようになります。
そして、その余裕を持てる領域を増やしていければ、自然と色んなことを楽しめるようになっているのかもしれませんね。
まずは目の前のことや楽しめることから磨いていこうと思います。
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