独立開業して半年が経ちました。
※今回の投稿は先日行った、Xのスペース機能で話した内容をダイジェスト版でお伝えします。
機密保持契約の関係もあり込み入った話はできませんが、多少でも「そんな感じなのねえ」と思って頂ければ幸いです。
1.開業前の状況
・会社の有給を使って公的機関の専門家派遣に従事(月2~3回)
・補助金実績は少ない(独立時点で小規模持続化2件、事業再構築1件)
・2023年の兼業としての売上は約160万円
・公的機関の専門家登録:2機関で実施(開業後1機関追加登録)
2.足もとの状況
足もとの案件数について引合・契約前・進行中案件を見ると…
(※件数なので、売上額や従事時間の割合とは相関していません。その点ご注意ください)
公的機関(約31%)
専門家派遣がメインです。中小企業診断士という資格を持っている以上、一定程度は公的機関の仕事に携わる意義・義理はあるかなと思っています。
答えがなかった所に答えを出す、社会的な意義を最も感じる仕事です。補助金支援(約26%)
事業者から一番お声がけ頂くパターンが「補助金を使いたい」「活用できる補助金は無いか」という問い合わせです。再構築、小規模持続化、IT、ものづくり…いろいろやりました。
お金を引っ張ってくるのでアウトプットが明確。事業者の方から感謝される仕事です。顧問・民民契約(17%)
件数は少ないですが、頂いている顧問料なりに、かける時間が一番多いです。今後件数を増やしていきたい領域です。
従業員の方も巻き込みながら会社を善くすることをモットーに取り組んでいます。お互いに顔が見える仕事なので、とてもやりがいがあります。講師・執筆(11%)
不思議と、切れ目なくご依頼を頂くのがセミナー講師と執筆です。
私は資料作成や作文が早い方ではないので、コスパはあまりよくありません。しかし、作文や資料作成の経験値を高めて能力を上げていきたい。
自己研鑽、認知度アップ、信用力を高めるための仕事と位置付けています。その他(残)
協業でビジネスや事業化、事業承継、認定支援機関(経営革新計画・経営力向上計画など)です。
平場で経営相談を受ける際、高い確率で話題に上るのが事業承継です。現場に出る中小企業診断士は、最低限の税務や法律上のルールを押さえる必要があると感じます。私も独立前に2~3冊基本的な本を読みましたが、それが活きています。
ちなみに
土日や休暇もないんでしょと言われることもありますが、クライアントや事業者さんの動きに併せて行動するので、外出はほとんど平日デイタイムです。
ですから、一般的に連休になるお盆や年末年始、大型連休の前後は家で仕事する場合が多いです。
外出先で打合せの合間は、マクドナルドやドトール、ネットカフェなどPC電源の確保できる場所にいます。雰囲気や広さなど踏まえて、行く場所はほぼ固定です。
私の場合、朝晩や土日に現地対面の打ち合わせはほぼ入れていません。
家族を優先したいですし。週末は内勤でやれる資料作成や調査、インプットに充てています。たまにZoomの打合せはやりますが。
3.時系列での動き
独立以降の仕事の状況を簡単に振り返ります。
2~3月は会社員時代の兼業で請けていた案件の続き、あいさつ回りやご面会で割と稼働していました。
3月下旬からGW明けまではメンタルタフネスな時期でした。
この時期は、社会的に年度末・年度初めという時期で、事業者や公的機関に訪問するタイミングではありません。
挨拶に行っても「実は4月で異動になりまして…」「異動したばかりでして…」となってはご面会の価値もあまり無いところ。
それに、3月は年度末の予算〆、4月は予算開始というタイミングなので、公的機関は内務の時期なんです。
また、公的機関でなくても、人事異動、引っ越し…せわしない時期です。
物理的にヒト、モノ、カネ…リソースが大きく動くタイミングですから、企業の経営課題をゴリゴリ進めるような雰囲気ではないですよね。
売上がどうなるかという不安をどう乗り越えるか、というのが、3月以降のメインテーマでした。
(相談に乗っていただいた方、仕事振ってくださった方、ありがとうございました…)
自宅の書斎でパソコンに向かっていても何も起きないぞ!
そう思って、積極的に外に行って面会したり、ご連絡したりと、認知度上げねば!と思って各地で種まきできたのは、良い経験でした。
GW明けから、徐々に仕事の依頼がきました。
事業者さん「誰に頼めばいいか分からなくて」
こちら「ヒマだからどんどんやりますよー」
と、渡りに船という案件が続きました。これが不思議でした。
6月からは、協業案件のお声がけとか、顧問先のプロジェクトを進めようとか、そんな話を走らせつつ、公的機関の専門家派遣や補助金支援で予定が埋まってきました。
6月半ばからは、時間の流れ方がえげつないほど早くなりました。
1日一週間1ヶ月があっという間。
ありがとうございます!
不安はつきない…だからこそ!
今やっている仕事が息が長いのかは分かりません。
足もと予定がいっぱいだからと言って、来月、3か月後、来年の今もそうかと言われると、なんとも言えません。
ですから、売れる商品というか、自分しか売ることが出来ないノウハウや技術を明確にしておく必要があります。
いま、あらゆる案件を走らせるなかで「これは唯一無二の武器で、カワサンにしか頼めないな!」と思われるものは何かを明確にする。
それが、今後の私が事業を継続できるカギだと思います。
いうのは簡単ですが…
次回もお楽しみに!?
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