見出し画像

大会前のメンタリティ

こんにちは どひけーです。

いろんなとこに行って、いろんな経験をして、いろんな人と話していると、自分の感覚をまわりに伝えるって難しいなと唐突に思いました。

数年前の感覚なんて自分でも忘れかけているし、なんだかんだ貴重なのではと思い、どうにか頑張って文字に起こす練習をしていきたいと思います。

自分にとってクライミングの大会とは

今となっては”仕事”に近いものとなってしまい、楽しいから出てます だけでは成り立たないものがあり難しいのですが、根本にあるのは「あの空間をめいいっぱい楽しみたい!!」という気持ちです。これが「勝ちたい!!」とはまたちょっと違うというのが大事です。

そりゃあ自分が勝てたら楽しいだろうし最高なんですけど、自分が順位的に負けていたとしても、課題の内容が面白かったり、会場が盛り上がっていたり、他の選手のいいパフォーマンスが見れたりしたら、「いい大会だったなぁ…」と思うわけです。

大事な(大きな?)大会前の感覚

楽しめたらいい、なんて綺麗事を書きはしたんですけど、やっぱり選手としては勝ちたいわけですよ。負けるよりは勝ちたい、当たり前です。

その気持ちが強くなって、ちゃんと空回りしたのが2020年と2021年のBJC。まぁその2大会はコロナで無観客とか色々他にも原因はあったと思うんですけど、1番の原因は自分で自分を追い詰めすぎたことです。
2020年大会は奇跡的に順位がそんな悪くなくて9位とかだったんですけど、内容はホントに酷くて、配信を見返したらずっと何かにキレてました 笑

これはたしか2021年

2021年大会はもっと酷かったですねー。
ずっと隣の選手を気にしてて、自分の登りに集中できないっていうなんとも言えないダサさでした。

この2大会に共通して言えるのは、機嫌が悪かったってことですね。
そんな子供みたいな理由!? と思われるかもしれませんが、そうなんです。1,2カ月前から減量して、絶対勝たなきゃ…と寝る前にずっと考えて、自分を追い詰め続けた結果、これです。

良いことなんかないんですよ、必要以上にプレッシャーをかけて。特に自分はプレッシャーに強い方では無いんだとここで気づきました。

ありがたいことに周りの人から、大会に強いとか大舞台に強いとか言ってもらえることが多くて、それをプレッシャーに強いんだと信じてたんですよ。でも違いました。
おそらく自分の能力は、プレッシャーをプレッシャーに感じないよう受け流すもの なんだと思います。
ちょっと嫌な言い方をすると「お偉いさんたちがなんか重要だぞって言ってるけどまあどーせ先輩達が勝ってくれるし自分は好き勝手楽しく登ろー」とか「知らんけどなんだかんだ勝てるっしょ」みたいなメンタルです。

今までこのマインドで上手くいっていたのに、欲が出て勝ちに行った大会ではコケる…みたいなことが続いたので、最近は意識的に”勝てたらラッキー”くらいの気持ちで大会に挑むようにしています。


まとめ

心の奥底ではきっと勝ちたいと考えてるんだと思います。ただ、それを表に出しすぎると自分は成績に影響がでるので抑え込むように意識してる というお話でした。

もちろんスポンサーさんや応援してくださっている方々からすればやる気がないように見えたりすると思うので、あまりいいことではないのかもしれませんが、これが土肥圭太という選手のスタイルなんだなーと大目に見てください。

自分で自分にプレッシャーをかけすぎて普段通りのパフォーマンスができない人はどこかでこのマインドを真似してみてはいかがでしょう。


ここまで読んで頂いてありがとうございました!
また次回🙏🏻


土肥圭太

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?