私たちは、日々、想いを食べている。
私、朝ドラ好きなんです。
毎日録画して、見ています。
今日は、主人公と
主人公のおじいちゃんの会話が
とても印象が強かった。
自分がもう、漫画が描けない
もう、漫画をやめるかもしれないと
電話越しに
おじいちゃんに告白をした主人公。
おじいちゃんは、
あっさり『そうか』と言う。
『そういうことも、あるな』と。
笑いながら、
『あっさりしてるな』と言いつつ、
主人公はどこかホッとしていた。
そして、
おじいちゃんは
今まで主人公が頑張ってきたことを讃え
『自慢の孫だ』と言う。
主人公は、泣きながら笑い、
でも、これからどうしよう・・
何をしたらいいか分からない、と言う。
そんな主人公に、
おじいちゃんは今まで誰にも話したことがない
自分の戦争の話をゆっくりと話はじめる。
自分の戦争体験を話し、
どんな小さなものも、希望となり、
生きていけると話をする。
『何を言ってるかわからんかな?
おじいちゃんも
うまく言えてる気がしんな。
何せ、今まで誰にも話しとらんからな。』
と、言いつつ
どんな状態でも
人は生きていける、
人は強いものだ、と
おじいちゃんは、孫に伝える。
そこには
おじいちゃんの孫への
強い想いがあって、
おじいちゃんの戦争の話を
主人公が理解するかどうかは関係なしに、
主人公は、
自分のことを心配し、
自分のことを想い、
どうか幸せになるようにと
祈りにも近い想いを、
その会話から
涙が出るにくらいに
感じることが出来たはずだ。
私たちは、誰かを想い、誰かに想われている、
その祈りを糧に生きているんだろう。
そして、挫折した時や、
辛い時、その祈りを、ガプガプ食べて
少しずつ、元気になるんだろう。
私が今こうして生きているのは、
私の大切な人たちが、
私のことを想い、幸せになってほしいと
祈りにも近いその想いを、
私にくれたからだと思う。
私は、それをバクバク食べて生きてきたのだ。
時々、
大切な人を守ることができず、
自分が何もできないことに
もどかしさを覚えることがあるけれど・・
きっと
私の大切な人は、
私の想いを食べて、
少しずつでもいつか
元気になってくれるはずだ。
だから、これからも
私は、大切な人たちに
『想い』を送り続ける。
私たちは、
想いを食べて生きている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?