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健やかに生きるために、文明の問題に気づく #01


「最高の体調」から得た考え方です。
# 01では現代特有の炎症についてまとめます。


僕らは文明に適応できず、エラー(文明病)が起きている

僕たちは、便利すぎる不自然な世界に住んでいます。それも、ここ最近出来上がった環境です。
人の遺伝子は、600万年以上かけて狩猟採集生活に適応してきましたが、文明社会では遺伝子に抗う生活を送っており、下記が原因でエラー(文明病)が発生しています。

原因1「多すぎる」
例えば、摂取カロリー、衛生設備、多様な価値観
原因2「少なすぎる」
例えば、運動、自然や太陽、信頼関係
原因3「新しすぎる」
例えば、加工食品、デジタルデバイス、タバコ

簡潔な対策法を述べると、これらを原始的な生活に可能な限り戻す方が良いそうです。


現代特有の「炎症」が引き起こす不調

「謎の不調と炎症は明確に連動している」

・肥満
・うつ病
・糖尿病
・散漫な集中力
・慢性疲労
・不眠
これらは文明病と定義されており、炎症と連動しているそうです。

原因を1つ例にあげると、文明が生み出した加工食品です。

健康の一番ピン「腸」は加工食品によりダメージを受け、細菌やウイルスが体内に入りやすくなり、慢性炎症を引き起こします。
さらに、中身のない栄養と高すぎるカロリーが食欲を掻き立てる悪循環を引き起こします。
やがて皮下脂肪となり燃焼が始まると、それが炎症に。
炎症で傷ついた血管や細胞があらゆる機能を低下させ、肥満やうつ病など様々な病気を引き起こします。


現代の炎症対策1「自然と過ごす」

僕たちは自然と過ごしてきました。自然ありきでデザインされています。
自然の効果は偉大で、ストレスが劇的に下がり、大気内の有用な菌で腸内環境が良くなり、自律神経も整います。
さらに、太陽の光を浴びることで、睡眠のサイクルが整う上に、ビタミンDまで生成されます。

対策方法もとても簡単で、
1日10分公園を歩くか、観葉植物などを買うことで炎症の対策になるそうです。


現代の炎症対策2「腸内環境を良くする」

健康オタクの僕ですが、どれが一番大事か?と聞かれたら、腸内環境と答えます。
なぜなら、腸は健康の基盤となっているためです。
例えば、腸内環境を整えると悪い菌が入る余地をなくし体調を崩しにくくなります。ヨーグルトがアレルギー対策になる説はこれですね。
さらに、実は脳じゃなく腸が考えているんじゃない?との諸説もあり、ミミズなどは脳が存在していないんだとか。

腸内環境を良くするには、下記が有効です。
1.食物繊維や発酵食品などを摂る
2.プロバイオティクスなどで腸内細菌を増やす
3.無闇に殺菌しない(有用な菌と接触する)

余談ですが「ホルモン」って不思議な言葉じゃないですか?
女性ホルモン、脳内ホルモン、情熱ホルモン(笑) etc…
ホルモンの由来は腸からきた説があり、幸せを感じるホルモンのドーパミンやセロトニンは腸が作って脳に送っています。
一番ルーツに近いネーミングは情熱ホルモンなんです。(?)


現代の炎症対策3「信頼しあえる人間関係を築く」

人は本来、協力して生きてきました。
狩猟採集民は生まれながらにして一生をかけて部族内で深いコミュニケーションをとります。

現代では、選択の権利が生まれ、見知らぬ他人と長い時間働き、SNSなどに依存したり、家族との時間も短かったり、嫌になったら逃げて別の場所で生きれるし、孤独も選べる。
自由な社会が希薄な人間関係を当たり前にしてしまいました。

対策としては、深い深い人間関係を築くことです。
1.大切な人とは長い時間を過ごす
2.同じ場所と時間で同じ行動を取る
3.”信頼”をよせる、弱みを見せる

余談ですが、人類って力も知能も弱いのに今こうして最も繁殖しているのは「噂」を信じれるからだと、サピエンス全史に書かれているそうです。
それってつまり信頼することなんですよね。


あとがき?

2019年最も影響を受けた本かもしれません。
なぜなら、思考停止気味の日常に本質をつく問題を提起し、
エビデンスに基づくアクションプランの提示があるためです。
さらに、人生の価値観や死の意識にまで言及されており、
「最高の体調」といったタイトルでは収まりきらない内容が詰まっていました。

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