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まずは「家庭犬は選べないという事を認識しよう」Vol.1

まず”犬は犬です”。人とは違いますし、猫とも違います。
理由はなく”ただ”そうなだけです。
大昔に人が家畜化し、品種改良をし、長年人間のパートナーとして暮らしてきたイヌ(イエイヌ)。
そして、人間社会に属しているか、いないか。野生化されているか、されていないか。

今。
我々と共に暮らす犬達は「家庭犬」です
人が管理する事で共に生活している犬達な訳ですよね。

暮らす場所、運動の有無、温度管理、食べ物、食べる時間、量、水の提供、グルーミング、健康管理・・・全てが人の意思、価値観、行動で行われます。犬達は自ずから選択する事も行動する事もできないのです。

そこをまずは認識しておきたい所です。

犬の食事についても人間主導です。
自然界で狩りができる訳ではなく、人間社会から提供されるのです。
飼い主様が何を選び、いつ、どのくらいの量を与えるか。

愛犬が健康か、幸せかどうかも我々飼い主次第なのです。
長く楽しく、幸せに暮らす事を望むなら、食事についても意識しよう。
住環境を整え、定期的にケアをして衛生的に保ち、最適な食事を提供し、沢山の運動ができるようにする。そして沢山の安心と愛情を伝えよう。

例えば、「犬(愛犬)が可哀そう」という人がいるが、犬は人の様に自分で自分の事を可哀そうだとは思わない(きっと、そうなはず)。
今を生きているのです。
もし、その様に感じるのならば、可哀そうじゃないような環境を提供してあげればよいのではないでしょうか。
家庭犬は与えられた状況、環境に身を置いているだけで、それが本望なのかは分からないですよね。

暑くてもエアコンのボタンを押せないのです。
食事の栄養が足らないと思い、「もう一品」とはできないのです。
運動ができなくストレスが溜まって、発散しようと試みたら”問題行動”だと言われてしまうのです。
被毛が伸び続けるような犬種で生まれたのに自分では洗う事もカットをする事もできないのです。

我々は、犬達から多くのものを貰います。
無償の愛情、安らぎ、穏やかさ、存在価値、やりがい生きがい、会話、コミュニケーション、家族の絆、労力・・・。

家族ならば同等、またはそれ以上に返してあげたいものです。

最後に、
犬の食事も我々飼い主次第であり、責任でもあるという事をお伝えしたい。
ドッグフードというのは選択するのも、買うのも、与えるのも人なのです




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