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炭水化物


三大栄養素のひとつの炭水化物について。



通常、三大栄養素のひとつというだけあり、フードには一定量含まれている炭水化物ですが、実際にどのくらいの量が生命維持に必要かについてのある報告を紹介します。


以前あげた記事も参考にしてみてくださいね





運動時には、炭水化物と脂肪の摂取バランスが大事ですが、
十分なタンパク質の供給があれば、ほとんどの動物は極論、炭水化物なしでも生きてはいけます。

妊娠中の母犬に、
炭水化物なしの食事(高脂肪、低タンパク質)
VS 
炭水化物を含む食事(炭水化物、脂肪を含み、同じく低タンパク質)
を与えるとどうなるでしょうか。

⇒炭水化物なしの母犬群は、子犬の生存率が著しく低下《報告》
出産時において低血糖が起こったため。

同様の研究を、タンパク質含量がずっと高い(MEの50%以上)食事で比較すると、正常な妊娠・授乳が維持されました。


結論


炭水化物を含まない食べ物では、一定量のタンパク質を摂取するのがよいとわかっています。
極論、炭水化物は、生理学的には必須ですが、食事成分としては必要な要素ではないです。



ただ、糖質は効率の良いエネルギー源twitter)です。
食物繊維も、腸内環境の維持などに役立ちます。
実験的には必須ではなくても、適切な量を使用するのがいいでしょう。



また、ドライフードでは、
キブル安定化のために炭水化物が一定量添加されていることが多く、
フードでの組成は必ずしも最適とは限らないので、注意が必要です。



そして以前にも投稿しましたが、デンプンは加熱しましょう。
(犬猫の違い 炭水化物消化 ・TwitternoteIG


ラクトース(ミルク)は、急に大量に与えると、下痢などを起こします。
これは、ラクターゼの活性に個体差があるためです。
Twitter:ワンちゃんネコちゃんと牛乳について


また、炭水化物の消化機能は、
猫<犬 (Twitter:三大栄養素・炭水化物について)とも言われますし、
明らかに個体差があります。


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