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犬と猫の違い~炭水化物消化~


膵臓のアミラーゼ活性は、犬の方が、猫に比べて約3倍高いです。

さらに、食事中の澱粉でんぷん含量が多くなると、
犬では、小腸糜粥しょうちょうびじゅく (消化されたもののこと)中のアミラーゼ活性が6倍まで上昇しますが、
猫では、2倍までしか上昇しません。


この順応は、
犬では、食事を切り替えて2週間で起こりますが、
猫では、数カ月かかることがあります。


炭水化物消化をする刷子縁の酵素小腸粘膜上皮の刷子縁から分泌される酵素も、
猫では、活性が低く、体重当たり1日約4gのデンプンしか消化吸収できず、それを越えると下痢をしてしまいます。
十分に調理したものはその2.5倍まで消化吸収できます。

このように、
犬と猫の間には炭水化物の一つ取っても、明確な代謝における差があるので、犬のご飯と猫のご飯は異なる組成となっています。
デンプンに関しては、加熱調理が重要です。

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