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フードは万人受け


結論から言いますが、犬猫の健康を第一に考えるなら、手作り食がベストだと私は考えています。

まず、食事療法食と手作りご飯の違いについて。

食事療法食は、その疾患をもつ多くの子にフィットするように作られています。

例えば、腎疾患用の療法食、腎疾患の子の多くの子に合うようにリン制限・タンパク質制限がされており、さらにはEPA・DHAや抗酸化剤が強化されています。

また、CKDのネコちゃんのうちIRISステージ3の子の15%、ステージ4の子の52.6%に代謝性アシドーシスが認められるというデータがありますが、
製品としてはクエン酸カリウム、炭酸カルシウム等でアルカリ化する配慮が施されています。

手作りご飯であれば、
"今の"おうちの子の体調にあわせてレシピ設計するため、市販療法食に施されているこれら設計も、不要であれば適応しないこともあります。

かかりつけの獣医師の先生の処方にあわせた微調整が可能となり、治療の幅も広がります。

あくまでも、希望があれば、市販の療法食のバランスに沿った栄養組成に調整する事は可能ですが、市販の療法食がその疾患にとってベストな配合とは限りません。

何度も投稿しましたが、キブル(粒)の安定化のため一定量の炭水化物が必要であったり、長期の保存性のために強化されている栄養素があったりもします。

手作りご飯の際に再現する組成、採用しない組成は、かかりつけ医の指導に沿って調整可能です。



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