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フリーランスにおける仕事の選び方

はじめに

はじめましての方から頻繁に起こしいただく方まで、ようこそ。
どうも、ゑんどう @ryosuke_endo です。

ぼく、一応、フリーランスで仕事をしておりまして。今後、会社員にならないのかっていわれると、わかりません。フリーランスと会社員、どちらかに強いこだわりがあるわけではないんですよね。

強いていえば、年末調整がある会社員っていいな…ぐらいにしか考えていません。あんまりスケールの大きい仕事をやりたい!とかって願望もなくって、自分にできることを着実に自分の責任の範疇でやっていきたいってな具合です。

そんな意識ひくい系で在野の泡沫フリーランスであるぼくなんかでも、副業や複業系自由業者の時もあれば、キャリアのスタート時期(約15年前か…)や今のような専業での自由業者の立場を経験してきたうえで実感する「仕事選び」について書いてみようと思った次第です。

対象は以下の人になるでしょうか。

  • いまは会社員だけどフリーランスに憧れがある人

  • これからどんな形であれフリーランスになろうと思ってる人

  • フリーランスとして動き出して案件獲得に悩んでる人

では、よろしくどうぞ。

前提として考えなければならないフリーランス(自分)に対する信頼感

フリーランスになるって、最近では「自由度のある柔軟な働き方」みたいに捉えられている節がありますけども、そうではありません。

なりたてのフリーランスに仕事を頼みたいと思う事業者なんていませんから。
フリーランスになるって決めた人たちには大きく分けると3パターンあると思っています。

  • 自らのスキルを活かして信頼を得ている状態で降りリーランスとして活動をしはじめた人

  • 自由な働き方を目指しスキルを身につけてフリーランスになった人

  • フリーランスに夢みてフリーランスとして活動をはじめた人

自らのスキルを活かし、既に信頼を得ている状態でフリーランスになった人は別ですが、そうではないフリーランスなり立ての人はもちろん、今後、本格化していこうとする人に対しても発注する事業者側からすると「頼める仕事がない」のです。

頼める仕事がないって態度を裏返すと、そこには発注者側として信頼のおけるフリーランスであるかどうかが大きく関わってきます。

ここでいう信頼とは以下の点が挙げられます。

  • スキルや実績を通して得られる背景的な信頼

  • この人になら任せたいと思われる人間力の信頼

後者の場合、面談等を通じて話をする中で培われることもあるでしょうが、”なりたてフリーランス”や”スキルを身につけようフリーランス”の場合、面談まで至りません。

何で評価されて面談に至るのかといえば、職務経歴書を通じて会社員時代の実績等をみて評価されるか、履歴書や職務経歴書は物足りないのだけどネット上の情報をみて評価されるか。
これしかありません。

夢をみてフリーランスになってみたはいいものの、事業者と面談する機会すら得られず、フリーランスとしての活動を縮小させていき、会社員になっていく人を何人もみてきました。

世知辛いようではありますが、フリーランスとして活動することは夢のような活動でも何でもなく、必死に身銭を稼ごうと活動する傭兵たちがひしめき合っているのですから仕方ありません。

日銭を稼ぐ仕事

では、フリーランスとして仕事をしていこうとしても稼ぐためには案件を受注する必要があります

受注するためには信頼をして貰う必要がある旨は上記したとおりですが、だからといって案件を受けなければ生活することすらままなりません。

しかし、信頼を得られるようなスキルもなければ経験もない、ましてや実績なんてあるわけもないフリーランスが受託できる仕事には限りがあります。具体的にいえば、クラウドソーシングサイトなどに転がっている、単価の安い「誰でもいいから任せたい仕事」です。

誰でもいいから、と聞くと嫌になりそうなものですが、仕事とは元来そういうものですよね。

“誰かがやらなければならないこと”や”やりたくないけど誰かにお願いしたいこと”が仕事であって、キラキラした誰もが羨むような仕事なんてものはありません。

誰でもいいけど誰かがやらなければいけないこと、なんてのは会社組織にはたくさんあります。それを社内でできる、もしくはやれるだけの時間を確保できない場合に外部委託って形で発注を出します。

外に出される仕事であるため、仕事の善し悪しによっては簡単に契約が解除されますし、誰でもいいからって理由で出されてもいるため代替者はいくらでもいるため、発注者側も契約を切ることに迷いはありません。

結果、単価の安い仕事を引き受けなければならない状況となってしまいますが、それをいくら続けたとしても自由業者の醍醐味である「時間を自分で管理」みたいな働き方とは程遠いものになってしまいます。

また、単価の仕事でよくあるのは「実績として公表することを許されないこと」が契約書に明記されていることだったりもするため、フリーランスとしては単価も安い上に実績として公表も出来ないっていう二重苦に陥ってしまうことも…

それが嫌なのであれば、さっさとスキルと身につけつつ、実績を公表できるよう契約書に明記してもらう交渉等を出来るようになるしかないのです。

望む生活を得るための仕事選び

フリーランスとして活動する上での醍醐味は、自分の業務単価を自分で設定することや業務時間を能動的に設定することだったりするでしょう。

その結果として「時間に縛られない生活」や「自分のスキなお客さんと好きな仕事をする」など、自らが望む生活を手に入れることにつながるわけです。

そんな「思い描くフリーランス像」に近づくにはどうしたらいいのかというと、簡単です。スキルと実績、経験、さらには人間力を評価してもらう他にありません。

ぼくみたいな意識ひくい系を地でいく在野の泡沫フリーランスが「人間力」なんていうこと自体、なんていうか世紀末感が出ていますが、これまでに依頼をしてくださっていた方々は最終的にそんなところで評価してくださっていたのだろうと実感しています。

ぼく自身、稼ぎが多いのかといったらまだまだな部分が多分にありますが、フローランスとして活動をする上で何よりも大事にしていることぐらいはあります。

「自分が応援したいと思える事業者にしか応募・契約しない」

これだけです。

契約をしなかった事業者はお前が応援したいと思えなかったってことか!みたいに叱られたこともあるのですが、売りたくもない商材を売らなければならない営業ってツラいですよね。

誰のためにもならない、会社のための商材を売るだなんてことをぼくはやりたくありません。だって、その商材やサービスを届けたところでお客さんは嬉しくなんともないわけですから。

ぼくはそれを大事にしつつ、応募させていただくし、契約に至るのであれば、そういった部分まで正直に伝えた上で契約を結ぶかどうかを判断しています。

それを実現できるだけのスキルや実績、経験みたいなものも提示できる必要があるため、望む以上は最低限の用意は必要ですよ、そりゃ。

だけど、日銭を稼ぐためだけにフリーランスとして活動しているわけではありませんから、それぐらいはできなければならないとも思っています。

それがいいかどうかはわかりませんが、少なくとも2022年10月時点で10社には満たないものの、相応の契約を結ばせていただけている現状を見ると、それなりに出来ているのかな、とは思っています。

おわりに

まぁ、ぼくがフリーランスとして働き方を柔軟にするのには不登校の長男くんの対応があったり、子どもたちの体調不良等の緊急時対応をしやすくするためだったりします。

ベースとして、ぼくは「生活の中に仕事がある」と考えていますので、生活と仕事が区分されるだなんてことはありえません。

生活をベースにできる仕事を懸命に引き受けることで、家族が生活できるのだとしたら、それに越したことはないのです。

ただ、じゃー、今後30年、今のままでいいのかっていうと、そんなこともないでしょう。それもわかっています。

今でいえばリスキリングの話になるのかもしれませんが、これからも自分を疑いながら信用できるように研鑽を重ねていく必要があるだろうことを実感する日々です。

こんなnoteを書いたのは、フリーランスになるといっても容易に活動ができるようになるわけでもないってことを少しでも分かってくれる人が増えればいいなって思いからでございました。

余計なお世話でしょうが、読んでくださった方、ありがとうございますです。

ではでは。

ゑんどう

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。 お読みいただき、それについてコメントつきで各SNSへ投稿していただけたら即座に反応の上でお礼を申し上げます!