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SNSのタイムラインは「ボクの住む世界」じゃない

どうも、えんどうです。

SNSって居心地がいいこともあれば、悪い時や場所のときもありますよね。媒体っていうべきでしょうが、居心地が悪い媒体ってのも何だかおかしな表現なので、場所で。

承認欲求は「いいね」とか「スキ」とか「RT」「シェア」も含めて、誰かに見てもらえたことを確認できたり、第三者に共有されることによって満たされていくものです。

逆に、それができなかったとき。してもらえなかったとき。自分としてはいいと思って投稿したのに、全く反応をもらえなかったときにはひどく落ち込んだりしてしまいます。

おそらく、これはSNSにいる以上は避けれない宿命みたいなもので、嫌なのであれば避けるしかありません

それまでSNSへドップリ使っていた場合には世捨て人になるような覚悟が必要のような気もしますが、SNSはボクたちが住んでいる世界ではないよな、と思うのです。

今回は、その辺りについて書いていこうと思います。

バランスのよいタイムラインを目指すこと

よく「アンチも含めて、自分の意見と合わない人もフォローしてバランスをとっている」的なことを述べているユーザーを見かけるし、実際にボク自身もそうでありたいと願いつつ、そのようにしていたこともありました。

それがよいことであるとすら思っていたのです。

理由は「話を聞きたい(発信を読みたい、見たい)」と思うユーザーだけを追いかけるような状態と作り込んでしまうことは、自分と異なる意見に触れた際に思考停止してしまう可能性があるから。

現実世界でそうなってしまうことに恐怖感を抱いてしまうので、普段のタイムラインを眺めるときから意見が異なる人の発信が目に触れられるように環境整備することで、どうか耐性みたいなものを身につけて準備しておこう、と思考した結果の行動です。

もしくは裏アカウントなどを用意し、自らの気持ちを目一杯吐き出すためだけの世界を用意したり、異なる意見だけを発信している人たちをフォローするなど、自虐的とも取れる行動をとることで自分自身の言動や発信に活かそうとしたり。

自分とは異なる考え方や意見に触れている自分を作ることで、自らが生きる世界をバランスよく見ようとすることを自覚・無自覚を問わずに行っていたし、そういう発信を目にすることもあります。

SNSのタイムラインはボクが住む世界ではない

ただ、そもそもSNSの世界はボクの住む世界ではないんですよね。

かなり近接的でもあるし、実際にリアルな仕事だったり、勉強だったりに活用できることもたくさんあるので影響を多大に受けられる有益なサービスであることは認めます。

それを否定するつもりはありません。否定するつもりはありませんが、全肯定するつもりもありません。

ボクがそう思うのはSNSのタイムラインは自分が制御できる世界ではないから。

たとえば、Twitterでタイムラインに表示されるのは「自分がフォローしたユーザー」の投稿だったり、「表示させたいと思うリストに入っているユーザー」の投稿です。

検索を利用することによって、そうではないユーザーの投稿を目にすることも可能ですが、常に流れてくるのは上記のユーザーの投稿や発信が中心。

それは他のSNSでも基本的には同じですが、各種SNSはアルゴリズムを調整することでユーザー同士の交友度合や親密度によって、表示させる投稿を取捨選択する傾向が強くなってきていますので、さらに居心地のよい世界へと誘(いざな)われていると捉えられます。

そこで危機感を感じる人は意見の合わない人をフォローしたり、反応をしたりするなどして、できる限り「バランスのいいタイムライン」タイムラインを目指しますが、そもそも自分がフォローする、フォローしに行っていることは「希望してフォローしていること」になります。

つまり、自分と意見が合わないとか嫌いな人をフォローする、フォローしにいく時点で、自らが望む世界しかできないことになるんです。

ボクが住む世界は、そんなボクの都合通りになっているわけではなく、突発的に意見が合わない人も出てくるし、感情的に許せないなとか、共感できないな、と感じる人もワイワイと出てきたりします。

SNSの中であれば、その人をミュートなりブロックすることはできますが、リアルな世界線ではそれができません。

結局、いくら自分で調整したところで自分が「望んで作っている箱庭の世界」であることに変わりはないわけですからボクの住んでいる世界ではない、となります。

支配されないためには避ける他にない

タイムラインに支配されるのが嫌なのであれば避ける他にありません。

もしくは自分の意思を排除してランダムなフォローを繰り返すことによって、自らのSNS上のタイムラインを無作為な場所にしてしまうか。

そうなるとあまりにも居心地が悪くなってしまい、結局は離脱することになってしまいかねませんが、それも一つの豊かさかもしれませんよ。

タイムラインで起こることや目にする情報は「自分の趣味嗜好の範疇でしかない」ことを自覚していないと、SNSとの付き合い方が偏ってしまうよな、と思ったところからのポストでした。

それでは、また。



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