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小学生の親という"当事者"になって思うこと

どうも、遠藤です。

別に教育の現場だとか学校関連の話に対して偉そうに書ける立場ではないのですが、こう見えても家族内に小学生になった男児がいて、その子と一緒になって宿題や授業の準備やらをやるようになった当事者ではあるのです。

我が家の長男くんは小学校へ通い始めたのですが、件(くだん)の状況もあり休校となってしまったため、新しい生活が停止しただけでなく、それに馴染む時間すら奪われる形になってしまいました。

休校措置▶︎家庭へ投げ捨てジャーマン

休校措置をとったのは全国的にも緊急事態宣言が発令されたからであり、仕方ないとして、その学校に行けないがために学習時間を丸々と確保できない状態になったわけですが、それもまた仕方ないのかといえばどうか。

児童たちに学習課題を渡し、それを家庭に投げ捨てジャーマンする形になってしまったことを受け、ちょっとどころではない疑問が生じてしまいました

さすがに、この状況になってみて、ICT(情報通信技術)を活用した授業が展開できていない現状に対して「ヤバいな......」と気づいている教育関係者の人たちも多数いたのではないでしょうか。

実際に、文部科学省の高谷浩樹氏(初等中等教育局/ 情報教育・外国語教育課長)が学校のICT環境整備の担当に対して説明した会議の文字起こしやYouTubeの映像を見ると危機感を抱いている様子が伺えます。

まぁ、いうなれば我が家の長男が休校となって自宅にいることを強いられるのであれば、大人が自宅にいる必要があるわけで、我が家においては、ぼくの就業環境がIT関連の仕事をしているのもあり対応可能。

対応は可能でしたが、その中で課題に対しての丁寧に付き合うことができていたのかといえば、さすがに付き合い切れてなかったと反省をしているのですが、残念なことに他にも2名ほどカワイイ4歳と2歳の幼児がいるため、かなりのハードシングスだったのです。

学校のあり方を再考するときじゃ......

ICT教育を導入するとかしないとかって話は、議論の余地すらなくて、導入が前提になるべきだと強く感じています。

現場の先生方が使い慣れていないだとか、その辺に疎いだとか、そんな話は本質的に「誰のための話」なのかを理解できていない、と強い言葉で表現させていただきます。

※教育を提供する立場の方々が大変なことを差し置いての発言ではありません。専門学校の職員をしていたこともあるため、少なからず理解はできていると思います。

教育を受ける対象者である子どもたちのために必要なのであれば、必要だと一般的な認識になっているのであれば、実施すべき事項であり、そもそも生活の前提になっている事柄なわけなので議論の余地すらないと申した次第です。

ぼくたち大人が生活する世界において、インターネットが存在しない世界などありません。それに触れる機会が多いか少ないかの違いはあれど、一般生活におけるインターネットの重要性は認識されているでしょう。

今回の全国的な休校措置を受けて、学校の必要性について疑義を抱いてしまったのは、何もぼくだけではないと感じています。

教育コンテンツを提供しているサイトの中には、 #学校って何だろう というコンテンツが並ぶようになっていますし、今回の件を受けて大人たちの働き方を再考することが一気に動きましたが、学校教育についても同様でしょう。

急速に整備されるのか、グダグダなままで進んでいくのかは、少なくともぼくはウォッチすることにしましたが、当事者性を持って組織名ではなく実名の元に推進してくれる人がいない限り難しいのかなぁ、とも思ってしまう自分が悲しい部分もあります。

ただ、現状のままではいけないことが露呈したのは事実であり、そのためのカイゼンは即時的に行いつつも、丁寧に、誠実に行うべきだという点においては理解しています。

分散登校となり、徐々に......

学校の休校措置が段階的に解除される形になり、現在は分散登校を実施しているため、徐々に学校へ通い始めた我が家の長男くん。

早速、宿題を持ち帰ってきては取り組んでいるのですが、まだ字がうまく読めないため、少し苦戦中。好きなものの暗記は大変得意なため、共に読み書きを練習していると、ゴクゴクと飲み込んでくれています。

宿題についても、我が家のように共働きの場合には付き合ってあげるだけの時間確保がかなり困難で、まだ彼の宿題生活に慣れておりません。

適応できるのかどうかもわかりません。

彼の学習進捗次第なのかもしれませんが、現段階においては習慣づけるためには付き合う必要があると思っていますし、それをしたいとも思っているので、なんとか......といったところ。ここはがんばります。

ただ、学校からの配布物が多いとは聞いていたものの、こんなにもあるのか...と愕然としています。

何枚もある藁半紙に書かれている学校からの通知内容は、テキスト量も多く、それだけでは離脱してしまう人もいるだろうと思わされますし、何よりも情報の整理がされてないこともあり、内容とスケジュールの把握をすることのハードルが非常に高いのです。

もう少し簡潔に用紙を少なくする努力をしてもらえないものか、と思うのと同時に、これ自体もWebサイトを活用したり(現状でも進んでいますがテキストPDFのアップロードだけで済ますのは勘弁してもらいたい…)、他のシステムなどを活用することで代替することも児童に対しての環境整備と共に進めていってもらいたいなぁ、と思う次第。

現状のシステムは、正直いって使いづらく、わかりづらい......

文句だらけになってしまったようにも思いますが、公立の小学校の現状を把握できたので、個人として取り組めることは積極的にやっていかないとマズいんだな、と実感したところでした。

それでは、また。


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