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過程を共有することの意義、というお話

僕は33歳の男性で、家庭を持ち、子どもが3人います。

仕事はごくごく平凡にサラリーマンやっていて、失敗することもあるし、成功することもあるんだけど、イメージ的には失敗の方が多いのかもしれません。

家族である人ともそうだし、同じ目的を共有する仲間であってもそうだし、共に悩み苦しむことが多い同僚ともそうだと思っていることが一つ。

【過程を共有することの意義深さ】

結果を共有するというのは決して楽ではないし、結果というのは刹那的なものだから、ある瞬間を境にして興味や関心が薄れてしまいます。

例えば、表現が悪くなりますが、苦労した実感のあるスポーツは格好の餌食です。オリンピックなどで1分1秒、mm単位の勝負を繰り広げ、結果、メダルを獲得するか否か。もしくは金メダルか銀メダルか。

選手は4年間という膨大な時間をかけ、その一瞬のために生活の全てを捧げるといっても過言ではない生活を送り「結果」を目指します。

ただ、この「過程」をともに味わった人たちと、そうでない人たちとの間では大きく「結果」に対する認識が全くといっていいほど異なるものになります。

おそらく、受験勉強をしてどこかしらの学校に無事に入学することができた際に、おそらく努力を共有にした身近な人たちと、結果だけを見ていただけの人たちとでは圧倒的なまでに温度差があるでしょうし、それを実感を伴って感じたことがあるのではないでしょうか。

別に受験に限らず、ありとあらゆる場面で虚無感とは言いませんが「自分がこれだけ頑張ってるのに、なぜわかってもらえないのだろう...」と感じたことがある人も少なくないのではないかと思うんです。

結局、その違いは「過程を共有したか否か」によるものであり、仕方ないといえば仕方ありません。

そして、このプロセスの共有がありとあらゆることで可能になっているのが現代であるともいえますし、その過程を可視化できるのも現代だからこそということができます。

最近の僕の出す話題がクラウドファンディング一色になっているのは、僕がそれだけ本気で望んだということを伝えたいからであり、その過程を開示しているのは、共有したいと考えているからです。

それでは、なぜ、僕は共有するのか。

共有することに意義があると圧倒的に実感しているからであり、その意義を共有してくれる人たちと現在進行形でプロジェクトを進められていることが嬉しいと素直に思えているからです。

現在、僕が抱えているオープンプライベートなプロジェクト #スポーツの未来に僕たちができること があります。いや、ごめんなさい。それしかないです。

その中には2週間弱が経過し、140名を超える人たちがイベントの行く末を案じて参加してくれています。

参加の仕方自体は各人の自由で、活発にいろんな動きに対してリアクションをしてくれる人もいれば、アクションを起こす人もいるし、読むことが専門となり、ある意味でのエンタメとしてみて参加してくれる人もいれば、どことなく見ることを止める人もいます。

強制ではなく、あくまでも参加は自由。

ただ、その人たちは8/26 に終了したクラウドファンディングが目標到達するまでの過程を共有して人たちでもあり、その人たちは僕や各メンバーが支援金額が増えていくたびに起こすリアクションを見てきた人たちでもあります。

支援金額を増やすために、具体的にどんなアクションが考えられ、その中でも実際に行動を起こせそうなものは何か。

実際にアクションを起こす際には、具体的にどんな行動をしましょうと促すメンバーがいて、それに対しての反応を見たり。

この中に参加するもしないも自由だとは書きました。しかし、発言者がそれぞれ「これまでの自分の人生を背景に」責任を持って発言していることがすごくよくわかります。

そこに参加し、アクティブなユーザーとして活動してくれる人たちには、本当に感謝しかありませんし、お金を出すことだけが支援ではない、というのを実感する機会になりました。

クラウドファンディング は「個人」と、その個人が抱える「プロダクト」の信用を「お金」というツールで可視化しようという試みです。

それでいうと、僕は「個人」であるかもしれませんが、「そうではない人格(法人とも違う)」を付与してもらったような気持ちで日々状況が変化するクラウドファンディングの状況を、決して楽観視はできませんでしたが、どこか安心して見つめることができました

それは、グループに参加してくれている友人たちと「過程を共有」していたからであり、彼らと「結果」を追い求めたからなんです。

また、グループに入らずとも僕からの個別のお願いに乗る形でシェアをしてくださったり、コメントをしてくださる方々も、今回のプロジェクトを共有した仲間であり、大切な支援者です。

この過程を共有することが、魅力的なコンテンツになり得るし、その魅力的なコンテンツだと感じるのは人の感情です。

僕は今回、地方創生をスポーツの力でやるためにはどんなやり方があるのかについて一つの形を成立させることができたと思っていて、この過程の共有をオープンに、プライベートにすることができれば、多くのプロジェクトが賛同を受け、成立することができるのではないかとも考えています。

僕は決して強くないので、共有してくれる人たちがいてくれたおかげで今に至りますし、現在、プロジェクトはメインゲストである岡部恭英さんとともに、グループメンバーの中で熱を帯びた議論が交わされ始めました。

この創発する過程を共有している人たちが、この共有内容をもとに新たなプロジェクトを立ち上げ「過程の共有」をドンドンと増やして行くことになれば、僕のプロジェクトもなかなか役に立つことができたんだ、と近い将来に僕は思うのかもしれません。


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