不適切にもほどがある!がピッタリな学校現場
どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。
金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』、話題でしたよね。
かくいう、ぼく自身も視聴していまして、それについての感想みたいなものを率直に綴ったnoteも書いておりました。
不適切にもほどがあるってのは、言い得て妙。昭和だろうが令和だろうが、双方で「下劣な振る舞い」や「過剰な気遣い」など、行きすぎた姿勢や振る舞いはどちらも「不適切」だってことを表現してくれるおもしろい物語でした。
ところが、現実世界で苦しんでいた当時や現在を見事に描写していたドラマどころではなく、世の中には子どもたちが健全に学ぶ場所として機能しているはずの学校で不適切な事案が発生していたりします。
まずは胸糞が悪くなる事案から。
札幌の道立高校で、特別支援担当の男性教師が障害のある生徒に医師の診断のない「血管性認知症」という病名を勝手に付け、保護者の同意なしに心理検査を実施するなどの不適切行為を行っていたことが明らかに。
第三者委員会の調査報告書によると、教師は生徒の中学時代の資料を無断で廃棄し、成績を不正に低く評価するよう教科担任に指導していたと言いますから、教員として活動する資格があるのか甚だ疑問。
道教委は今後、この教師の処分を検討するとしていますが、こうやって明らかに人権を侵害し、レッテル貼りを推奨するような人材が教育現場に戻れるような事態には陥ってほしくないものです。
生徒の保護者は、男性教師の行為に対して厳格な責任追及を求めているそうですが、なんだか学校関係者、教育関係者ってのは身内に甘い傾向があるので、ぜひ厳然たる態度で決定してもらいたいところ。
続きまして、運動部ネタです。
昨年度、岐阜県内の5つの県立高校で運動部の顧問が生徒に頭を丸刈りにするよう強要し、暴言を吐くなどの不適切行為が発覚。
試合で敗れた生徒たちに「全員丸坊主にするか、監督の俺が辞めるか」と選択を迫ったそうですが、この二択、おかしいでしょ。結果、部員16名、全員が丸刈りにしてひと段落だったそうです。なにそれ。
部の規則?があるそうなのですが、それに反して髪が長かった生徒に「次の練習までに直してこなかったら殴るぞ」と脅迫罪確定。
他人の髪型を矯正する権利は誰にもないはずなのに、どうにもおかしなものです。まぁ、当人がその規則?とやらに納得の上で活動に参加しているのであれば、生徒の方にも落ち度もあるとは思いますが、「殴るぞ」はダメでしょ。
県教育委員会はこれらの行為を不適切とし、文書による訓告や厳重注意を行い、再発防止を図るとコメントしています。
再発防止ったって、当該教員が態度を改めない限りは無理でしょうな。
はたまた別のところでは、不適切指導が続いてるとのことでメディア沙汰に。
岩手県ではとある教職員による不適切指導が続いており、県教委は盛岡教育事務所管内の小学校教諭(58)を停職6カ月、県立高の男性指導教諭(57)を戒告処分。
なにをしたのかというと、この小学校教諭、小学生に向かって暴力を振るっていた(体罰)だけでなく、アンケートを偽造したそうです。
高校教諭の方はというと、こちらも暴力(体罰)や暴言を繰り返していたとのことで、どうやら「教育」の名の下であれば、暴力は「指導」に昇華されると誤解している人たちが未だに残っているようです。
こちらは破廉恥な内容です。
去年、松本市の中学校で部活動の外部指導者が女子生徒と不適切な関係を持ち、市教育委員会が謝罪。
指導者はSNSで女子生徒と個人的なやりとりをすることで密な関係となり、2人だけで指導者の車を使い外出、さらには性的関係も認めていますから完全にアウト。
さらにここからがガバガバガバナンスが効いていない事例として紹介できるのですが、問題発覚後も証拠隠滅やあらゆる詮索を気にした学校側は当該指導者を現場で1か月間、指導を継続させ、翌月の8月に辞めさせました。
もう、なんかメチャクチャな感じですが、学校現場が大変なのは重々承知していますし、何なら同情すらしてもいます。
でもさ、やっちゃいけないことってあるでしょうよ。なぁ、先生!
ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)
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