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PPTやGoogleスライドでは安易にアニメーションを使わないほうがいい
どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。
他人が用意した資料って話がしづらいですよね。
一応、これでも社会人経験ってのがあるもので、誰かの前で会社や学校のことを説明したり、その際に事前に用意されたスライドを投影機やプロジェクターなどを利用して映し出しながら話したことがあります。
その際、事前に用意されたスライドを自分で用意したのであれば話す文脈なども含めて構成を考えていることもあり、何の問題も…ありました。突貫で用意したときなんて次に何を話すのかを忘れてしまってました。
まぁ、でも、他人が用意したスライドほど話しづらいものはないですよね。そこにアニメーションが付いてたりすると最悪だったりします。
「なぜここで、このアニメーション!?」みたいな反応を、自分以外の誰かがいる前で披露することとなりますから、余計に苦しく、切ない気持ちになったりするものです。
今回は、プレゼンテーションにおけるスライドのアニメーション使用について、素人は手を出さないほうがいいぜって忠告です。
プレゼンテーション≒エンターテインメント
誰かの前で会社や学校など、組織のことを話をする機会を持っている人って、社会人として仕事をしている人であれば多いのではないでしょうか。
それは何も営業の機会だとか、大きなプロポーザルの機会だとか関係なく、上司や部下に何かしらの説明をすることも立派なプレゼンテーションです。
ただ、商談や就職活動中の学生たちを前にした企業説明会など、自分たちに利得をもたらそうとする機会で話す場合には、どうしたって相手にワクワクやドキドキなど、感情的な揺さぶりを与えられるかどうかが重要となります。
そういう機会におけるプレゼンテーションはエンターテインメントとすべきでしょうし、いかに目の前にいる聴衆を引き込めるのか、どうしたら興味と関心を持つような環境にできるのか。
そんなことを真剣に考えて考えて考えて、試行錯誤しながら、ボロボロになって必死に練習などの事前準備をおこない、立ち向かうのがプレゼンテーションの機会だと言えるでしょう。
そのエンターテインメントをもり立てる要素としてスライドのアニメーションを駆使できるのであれば、存分に利用したほうがいいのは間違いありません。それを否定するつもりは毛頭ありません。
ただ、プレゼンテーションをエンターテインメント化できる人とそうではない人との間には大きな隔たりがあります。その隔たりの差が、「他人のスライドはしゃべりづらい」って感想に落ち着いたりするもの。
その差分というのは、「温度差」だといえます。
必要な情報を適切に伝えること=余計な情報は省くこと
商談の場は相手の考えている要望や要求を踏まえて、何を提供できるのか、何を提供したらいいのか、どうしたら相手の困っていることを自分たちの手札を駆使して解決できるのかを説明する機会です。
そのため、臨機応変な対応が求められ、ぼくのような事前に用意する時間がない場合にはしどろもどろしてしまうような情けない人間には敷居の高い機会であることは否定できません。
ただ、企業説明会など、複数人が同時に別の場所で使用し、できるだけ多くの人に組織のことを「理解してもらう」場合には、誰に資料を用意する人と話す人が異なる場合もあります。
そうなってくると、先述した通りエンターテインメント化の主体が違うこととなるため、正確に言うと下準備をする人と演技などの表舞台に立つ人が異なってくるため、アニメーションなどの服飾が邪魔になってしまいます。
そういう場合を見越し、企業説明会などの「資料を用意する人」と「話す人」が変わってくる場合には、できる限りアニメーションなどの服飾情報を減らしていき、必要な情報を適切に伝えることを意識すべきです。
アニメーションを使用し、もたつく場面を想像してみてください。
そのプレゼンテーションを見聞きする側として想像してみると、なんとも余計な時間だと思いませんか。
つまりはそういうことなのです。
会社内で使い回すのであれば質素かつ簡素でいい
何のためにプレゼンテーションをするのかといえば、見聞きしてくれる相手に対して「正確な情報」を「論理性」と「説得力」を持って「説明」することです。
エンターテインメント性を追求することができるのであれば、それに越したことはありませんが、前提となるのはそれらの前提条件を整えることにあります。
逆を言えば、それができていないのにアニメーションなどの服飾情報を織り交ぜることは、それらの前提条件を満たすことができていない人がやりがちな誤魔化しだといえるでしょう。
個人の能力に依存せず、組織として継続的に使用することを前提とした資料、スライドにおいてはアニメーションは使用すべきではないのです。
なぜなら、そういった複数人が使用するスライドには誰もが同じクオリティで利用することができる汎用性と、同じ情報を平等に提供するための均一性が大事だからです。
また、仮に修正をしようとする際にも、アニメーションを利用する際の演出について再考しなければいけませんので、構成も直さなければいけないかもしれません。
そんな手間をかける時間がもったいないじゃないですか。
だから、会社内で使い回す、何度も使用することが前提となるスライドであれば、質素かつ簡素なものでよくって、下手にカッコつけた装飾を施すのではなく、淡々と、でも確実に、丁寧に。
そういうことを意識して情報を整理していくことが、何よりも聞き手側に配慮したことになるのではないでしょうか。
おわりに
ついつい、アニメーションを見ていると楽しくなるんですよね。
「おぉ、かっこいい!」とか「うにょうにょでてきたあああ!」とか興奮してしまいます。
でも、何の気なしにアニメーションを入れ込んでしまったがために、自分自身の話す速度やテンポが崩れてしまうのであれば、元の木阿弥ですし、悲しい状態だと言えるでしょう。
そんな状態になる人が少しでも減ってほしいのです。
ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)
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