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#えんどうnote DXだデジタル化だという前にやらなければならないは社内情報の「整理整頓」だ

どうも、えんどうです。

現在の所属先で「人事」と「広報」なんて、事業領域や事業内容、戦略から戦術までをきちんと把握してないと割と大変な役割を仰せ使っております。

同時に、少しだけIT関連の仕組みや手法に詳しいのもあり、社内のシステム部門を連携しながら「情報をどう扱うのか」とか「どうやって流通させたらいいか」みたいなこともやっていたりします。

社内の制度や仕組みに関わるというか、それど真ん中の傍(かたわら)にいることと、事業をきちんと把握しなければならない側なのも手伝って"根本的にやらなきゃならんこと"ってなんだ、なんてことを気づいた次第です。

今回はDXだデジタル化だという前にやらなきゃならないのは「整理整頓」だ、なんて雑談です。

DXだとかデジタル化だとかいうてますけど

ちょっと感度の高い人たちであれば、DXでぃーえっくすって耳にしたこともあるでしょうし、その中で普及だとか推進する立場にある人たちは躍起になって説得のための事例だとか数値を用意していることと思います。

もちろん「なにそれ?おいしいの?デラックス?」って人もいるでしょうから、簡単に紹介すると、そもそもDXは「Digital Transformation」の略で、Transの部分は英語圏で「X」って表現するので「DX」とされてます。

「インターネットの普及と浸透によって、生活のあらゆる面がより良い方向に変化する」って概念?考えが根本で、ウメオ大学教授のエリック・ストルターマン氏の論文「Information Technology and The Good Life」の中で初めて提唱されたものだそうです。

その論文の中でDXの定義がされているのですが、こんな感じです。

・DXにより、情報技術と現実が徐々に融合して結びついていく変化が起こる。
・デジタルオブジェクトが物理的現実の基本的な素材になる。例えば、設計されたオブジェクトが、人間が自分の環境や行動の変化についてネットワークを介して知らせる能力を持つ。
・固有の課題として、今日の情報システム研究者が、より本質的な情報技術研究のためのアプローチ・方法・技術を開発する必要がある。
(上記論文内から引用の上で翻訳)

正直、この辺は「へーそうなんだ」でいいと思ってます。

インターネットの普及によって生活が変わったとか、i-modeで携帯端末がインターネットにつながって、iPhoneの登場で誰もが手元で気軽にネットの恩恵を受けるようになったのを実感しているのであれば、それです。

それって「我々の生活を変えたよね」とか「仕事のあり方を変えたよね」なんて話で、メールが普及する前は手紙でのやりとりでしたし、それを届けるのにも飛脚が走ってたんですから、大きな変革です。

物理的な量(距離・数)をインターネットが省いてくれるようになったので、その恩恵を上手に活用していくことで生活様式が一変するし、それは企業の事業モデルを変革させるだけの力があるんだよ、と説明してるのがストルーマンって人が論文で説明してることです。

なので、「へー、そうなんだ」で大丈夫です。

手法や方法、やり方が変わるだけでは不足

ただ、大事なのはここからで、インターネットが普及して前提が覆りましたね、というのはわかりました。

手紙は直筆しなくても良くなったし、物理的に離れている人とも時間さえ合わせれば顔を見ながら話せるようになりました。海外の人たちがつくった動画を楽しむことも容易にできています。

確かに生活が一変しましたし、便利になりました。今後もこれがなくなることは電力が持続的に供給され続けている以上はありえないことでしょう。

これからもインターネットの恩恵を受け続ける世の中は変わりはしないのですが、それに適応し切れていない事業体はドンドンと置いてけぼりを食ってしまい、結果的にその業界が縮小していくことは必然的だと見られたりします。

飛脚が現代にまで残っているのかと言ったら、残っていません。

いくら足が速い人でも光通信の速度には敵わないのです。

だから、ネットの活用を全体にした事業構築だとか、その辺は今後も必要というか必然的にやらざるをえないでしょう。

でも、現状の手法や方法を取り入れるだけでは不足するんですよね。

これが現在の組織に入って、根幹的なところを眺めつつ、採用だとか広報だとか考えなければならないことに直面しているからこそ、実感と体感できた最も大きな部分だといえます。

やらなきゃなのは整理整頓で要否分類

たとえば、社内DXだと称して社内にチャットツールを導入したとしましょう。タスクや話題ごとにチャンネルが分かれていることもあり、業務が効率化すること自体は目に見えています。

じゃー、メールはなくせないのでしょうか。

対内的なやりとりはチャットで、対外的なやりとりはメールでといった棲み分けをしている事業者は多いでしょうが、そもそもメールを前提に仕組みを構築しようとすると「追加」や「置き換え」が生じます。

いや、確かに置き換えることによって生産性が上がることや、業務が効率的になることはわかってるんです。わかっている上で、さらに"しなければならないこと"として、紙を含めた「アナログな情報」と「デジタルな情報」を根本的にどう扱うのか、もっといえばどうやったら捨てていいのかを明確にルールチェンジする必要があります。

もう、それって事業体としてのあり方を問いただすみたいなことだから、大変だし、できることなら避けたいところです。

事業歴が長ければ長いほど、当時の担当者がいないこともあれば、どこにあるのかも不明なことだってあるでしょうから、それを根本的にひっくり返しながら「捨てること」と「捨て方の規則」を決めることって物凄い労力。

だけど、それをやるからこそ情報が整理されるのであって、スッキリしていく。スッキリしている頃には事業の進め方や決め方が根本から変わっているのに、定着している状態でしょう。

その過程は、かなりの労力とグチャグチャになりながらもやり切る胆力みたいなものが必要で、ただただ手法や方法をツールや中途半端なシステムで対応しようとすると、ただただ労力ばかりが増えて混乱することだらけになってしまいます。

この辺りを整理整頓することから始めるのって、別にDXとかって言葉を使わなくてもいいんじゃないかとすら思ってます。使うこと自体を否定するわけではなりませんが、やりきるためには覚悟をしなければならないことを伝えられるか、指摘されて嫌なこと、穿(ほじく)り返したくないようなことまで掘り返した上でひっくり返せるのかってところが本質だと思うのです。

当事者の一人が書いた雑談であり、意見みたいなものだと思っていただけると幸いです。

ではでは。

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書いた人のなまえ:えんどう

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人事/広報(PR)ディレクター/ 株式会社アシスト(新潟エナジー) http://niigatadenki.com (新電力)【これまで】PR/ Maketing / SNS /オフィスえんどう(個人屋号) 【ほか】 #えんどうnote

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