見出し画像

【お悩み回答まとめ】ABテストの順序はランダムにするべき? ほか2件

こんにちは!UXデザイン会社ajikeが提供するUX改善サポート&UIUXデザイナー育成サービスのDods(@Dods_ajikeInc)です。

DodsのXアカウントでは、デザインに関するお悩みの匿名投稿や質問への回答を行っています!今回の記事では、過去に回答した内容をまとめてご紹介したいと思います👀


A→B?B→A?ABテストの順序はランダムにするべき?

正確な検証結果を得るためには、ABテストがデザイン5層のどの階層で検証されるかに応じて手段を使い分けることが大切です。

表層の検証の場合

色やイラストの表現、ライティングなどの表層要素については、順序が影響を及ぼす影響は少ないと考えられます。これらの要素は、直感的な瞬時の判断(好きか嫌いか、理解できるかできないかなど)に基づいて評価されるためです。

骨格・構造の検証の場合

動作や遷移が発生する単純なタイミングではなく、一連のタスクの流れでの検証の場合、順番によって状況の理解度が影響する可能性があります。その場合は対象者を、A→Bで実施するグループ、B→Aで実施するグループの2つのグループに分けて検証するのがベストです。



UI以外のデザインでアクセシビリティはどこまで必要?

アクセシビリティはグラフィックデザインでもとても重要です。以下の点に注意してデザインすることで、全てのユーザーにとってアクセスしやすいコンテンツを作成することができます!

アクセシビリティのチェックポイント

  • 色のコントラスト
    高いコントラストを保つことで、視覚障害のあるユーザーでも内容を理解しやすくなります

  • 画像とイラスト
    画像やイラストには、代替テキストを提供し、視覚障害のあるユーザーにも内容を理解してもらえるようにします

  • フォントと文字サイズ
    易読性のあるフォントを使用し、適切な文字サイズを保つことで、テキストを読むのが困難なユーザーでも理解しやすくなります

  • レイアウトと配置
    シンプルで直感的なレイアウトを採用することで、ユーザーが情報を効率的に探しやすくなります



アクセシビリティ提案のタイミングは初期段階がベスト?

クライアントの要望やプロダクトの性質にもよりますが、アクセシビリティについては理想のユーザー体験を損なわないための対応策として、「要件定義フェーズ」「構造設計・情報設計フェーズ」「トーン&マナー策定・画面デザインフェーズ」の3つの段階で提案・議論を行うことが望ましいと考えます。

要件定義フェーズ

ユーザーインタビューの結果やペルソナ、ジャーニーマップなどをもとに、ユーザー体験設計の際に「UXのハニカム構造」や「UXピラミッド」の図を用いて、アクセシビリティについて整理・議論を行います。サービスの価値を感じさせ、心地よい体験を提供するために、どの要素を優先的に設計すべきかを明確にします。


構造設計・情報設計フェーズ

サイトやアプリの構造を設計する際に方針を言語化します。構造として重視する方針をあらかじめ定義し、それに基づいて構造設計や画面設計を行うことで、要件定義フェーズで定義したユーザー体験を実現するプロダクトを作り上げることができます。

また、アクセシビリティにどの程度対応するかという観点での方針が言語化されていることで、スケジュールや費用などの状況に合わせて優先順位を付けながら、アクセシビリティを担保したサイト・アプリの設計を行うことができます。


トンマナ策定・画面デザインフェーズ

デザイントーン&マナーや画面デザインの提案時には、表層デザインと骨格デザインのレイヤーにアクセシビリティの観点を盛り込んで提案を行います。主にコントラスト比、配色の組み合わせ、色覚特性を持つユーザーの見え方などを考慮して提案します。



お悩み投稿お待ちしてます!

デザインに関するお悩みの匿名投稿・質問はこちらからも受付中!UIUXデザインや改善のプロジェクトの進め方までなんでもお気軽にご相談ください🤝

アドバイスや回答を直接専門家に直接聞いてみたい!という方は無料相談へもぜひ🕊

「こんなことでも相談できる?」などご不安に感じることがありましたら、お問い合わせフォームからもご連絡いただけますのでどうぞご利用ください📨