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ポイントをおさえて効率的にスキルアップ!デザイン5層を学ぶ参考書籍リスト

こんにちは!UXデザイン会社ajikeが提供するUX改善サポート&UIUXデザイナー育成サービスのDods(@Dods_ajikeInc)です。

デザインについて勉強したいけど何からやったらいいんだろう…?という方へ、今回はスキルアップの参考になる代表的な書籍をデザイン5層別にご紹介したいと思います!

デザイン5層の中でとくにスキルアップしたいと考えている領域の書籍からぜひチェックしてみてくださいね👀


デザインの階層

デザインの領域では、5つの要素がレイヤー構造として密接に関わり合っています(デザイン5層)。表面的な表層のデザインだけでなく、骨格、構造、要件、戦略など「計画や設計」「問題解決」もデザインを構成する要素として重要な意味を持っています。

デザインの5層
・表層 (ビジュアルデザイン)
・骨格 (インフォメーションデザイン、ナビゲーションデザイン、UIデザイン)
・構造 (インフォメーションアーキテクチャ、インタラクションデザイン)
・要件 (ユーザー体験、機能要件の定義)
・戦略 (サービスや事業方針の定義)



表層(ビジュアルデザイン)の参考書籍

表層デザインは、プロダクトやサービスがユーザーにもたらす感性的な要素です。「クール」や「美しい」など、ユーザーの感情に訴えかける世界観や見た目を設計するデザイン領域です。


なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

新人デザイナーやノンデザイナーの人におすすめ!表層のデザインについて基本的な方法論や考え方をわかりやすく言語化して紹介しています。


けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本

新人デザイナーやビジュアルデザイン力を付けたい人におすすめ!デザインの基本となる「余白」の観点を用いて、事例とともにデザイン手法をわかりやすく解説しています。


あたらしい、あしらい。 あしらいに着目したデザインレイアウトの本

新人デザイナーやビジュアルデザイン力を付けたい人におすすめ!デザインに必要な装飾表現について、事例とともにデザイン手法をわかりやすく解説しています。



骨格(インフォメーションデザイン、ナビゲーションデザイン、UIデザイン)の参考書籍

骨格デザインは、ナビゲーションの構造図や扱う情報の構造などを用いてワイヤーフレームの作成などを行う要素です。ユーザーが行いたい操作に対して適切な操作手段を設計する機能美としてのデザイン領域です。


UI GRAPHICS 成功事例と思想から学ぶ、これからのインターフェイスデザインとUX

色々なアプリのUIデザインを参考にしたいときにおすすめ!実際のアプリ画面をもとにインターフェースを解説しています。


インタフェースデザインの心理学 第2版──ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

提案時のデザイン説明やUIによる効果を知識として身に着けたいときにおすすめ!学術的な切り口でインターフェースについて解説している本です。


デザイニングWebアクセシビリティ──アクセシブルな設計やコンテンツ制作のアプローチ

アクセシビリティに関する基本の知識を知りたいときにおすすめ!デザインを行う際に考慮すべき観点を制作プロセスの中でわかりやすく解説しています。



構造(インフォメーションアーキテクチャ、インタラクションデザイン)の参考書籍

構造デザインは、ユーザー体験に必要な機能とインターフェースを、どのような情報とデータの構造で実現するのかという部分の要素です。ユーザーの思考や行動(メンタルモデル)に基づいて構造を設計し、目に見えるインターフェースへモデリングするデザイン領域です。


IA/UXプラクティス モバイル情報アーキテクチャとUXデザイン

情報設計の基本を知りたい人におすすめ!少し前の本ですが、情報設計を行う前にまず読んで欲しい本です。


オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理

構造デザインの進め方を知りたい人におすすめ!要件デザインの抽象的な情報をどう具体的な骨格デザインへつなげていくのか実践的な方法論が身につきます。



要件(ユーザー体験、機能要件の定義)の参考書籍

要件定義デザインは、ユーザーがサービスやプロダクトを通してユーザーが体験するストーリーや、必要な機能仕様や要件などの要素です。ユーザーの欲求や課題を可視化し、理想的な体験を実現するために必要な要件を明確にするデザインの領域です。


【デザインリサーチの基礎知識】

デザインリサーチの教科書
初めてユーザーインタビューやユーザビリティテストを行う人におすすめ!基本的なリサーチの手法をわかりやすく、実践的に紹介しています。


【課題を特定して価値を定義するスキルアップ】

解像度を上げる──曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法
話の結論が地に足がついていない、説得力が弱いと感じるときにおすすめ!サービス設計や体験設計に必要な課題や解決策の「解像度」を上げる方法を詳しい手法とともに紹介しています。


問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション

ワークショップの設計やファシリテーションをするときにおすすめ!良いアイデアを出すために重要な「問い」を設計するための方法や考え方をわかりやすく解説しています。


思考法図鑑: ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60

抽象的な事柄の整理やアイデアの発散/収束などの方法が知りたいときにおすすめ!60パターンのアプローチ方法を紹介しています。


イシューからはじめよ──知的生産の「シンプルな本質」

課題からアイデアを考えたいときにおすすめ!課題の質を上げる考え方・方法を解説しています。


突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

課題ではなく、アイデアから考えたいときにおすすめ!すでに有るものに新しい意味を与えることで、新たなソリューションを生み出す方法について解説しています。


【ユーザー体験設計のスキルアップ】

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
ユーザーストーリーの考え方の切り口を増やしたい人におすすめ!顧客それぞれのジョブ(用事・仕事)を起点に行動を考える方法を解説しています。


行動を変えるデザイン──心理学と行動経済学をプロダクトデザインに活用する

アプリのユーザーストーリーを設計するときにおすすめ!習慣化の方法やアプリを使う無意識的なユーザーの思考の設計方法等について解説しています。



戦略(サービスや事業方針の定義)参考書籍

戦略デザインは、どのような価値を誰に届けるのかを検討し、それを実現するためのサービスやプロダクトの目的・原点となる要素です。ビジネスデザインとも呼ばれ、すべてのデザインプロセスの基盤であり、事業目標や戦略に基づいて顧客の目的やニーズを明確にし、持続可能な戦略を事業と顧客のために設計するデザインの領域です。


【ビジネスモデルやマーケティングの基礎知識】

ビジネスモデルの教科書: 経営戦略を見る目と考える力を養う
ビジネスモデルの種類を知りたいときにおすすめ!有名なサービスのビジネスモデルをタイプ別で紹介しています。


ビジネスフレームワーク図鑑: すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

ビジネス領域の発散や収束方法を知りたいときにおすすめ!「思考法図鑑」と同じ著者の本で70パターンのアプローチ方法を紹介しています。


【新規事業開発やプロジェクトマネジメントのスキルアップ】

サービスデザインの教科書:共創するビジネスのつくりかた
サービスデザインのプロセスを知りたいときにおすすめ!共創のデザインやサービスブループリントなど実務で活用できるサービス全体を捉えた設計プロセスや手法が紹介されています。


リサーチ・ドリブン・イノベーション 「問い」を起点にアイデアを探究する

デザインプロセスをもっと深く知りたい、アプローチの種類を知りたいときにおすすめ!デザイン思考や意味のイノベーションのアプローチなどがまとまって解説されており、問いのデザインと同じ著者のため、後半はそのエッセンスも含んでプロセスが紹介されています。


イノベーションの再現性を高める 新規事業開発マネジメント ――不確実性をコントロールする戦略・組織・実行

新規事業開発の進め方について知りたいときにおすすめ!方針や戦略の設計方法について解説しています。


プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで

プロジェクトを推進するためのスキルやプロセスを学びたいときにおすすめ!事業を成功に導くためのPdMのスキルや戦略レイヤーから制作までの一連のプロセス、チームマネジメントなどの方法を紹介しています。



おわりに

デザインの領域はお互いに影響し合う5つの要素で構成されています。まずはご自身の業務内容にいちばん近い領域から、次にその領域と隣り合う領域に学習範囲を徐々に広げていくことで、効果的かつ効率的にスキルアップできます💪

各スキルやデザインの学び方についてもっと知りたい!という方は、無料相談窓口もありますので、ぜひ一度お気軽にご相談くださいませ🕊

「こんなことでも相談できる?」などご不安に感じることがありましたら、お問い合わせフォームからもご連絡いただけますのでどうぞご利用ください📨